「コンプの色を比べたくて、気になるコンプを片っ端からインサートしてみた。でも、選び終わった後に消していくのがめんどくさい……」そんな経験ありませんか?
エフェクトプラグインって、最初から1つに決め打ちするより、いくつか挿して実際に音を比べてから選抜することが多いんですよね。
ところがStudio Oneは、プラグインを挿すのは簡単なのに、選抜が終わった後の片付けが意外と面倒です。そこで今回は、不要になったインサートプラグインを素早く削除する方法を紹介します。
結論からいうと、Windows版Studio Oneでは、Ctrlキーを押しながら、削除したいプラグインをインサート欄の外へドラッグ&ドロップするだけです。右クリックメニューを開いて削除するより、かなりテンポよく片付けられます。
プラグイン選びがオーディションなら、これは落選した候補をサッと舞台袖へ下げる操作みたいなものです。こだわり派DTMerは覚えておくと便利な操作になるでしょう!(ズバリ!)

Ctrlキーを押しながら外へドラッグするだけ
で、もう答え出しちゃいましたが、その操作はとても簡単です。
削除したいインサートプラグインを、Ctrlキーを押しながらインサート欄の外へドラッグ&ドロップします。これだけで、そのプラグインだけを削除できます。
通常はプラグインを右クリックして削除メニューを選びますが、候補が何個も並んでいると、右クリックして削除、次のプラグインを右クリックしてまた削除……と、地味にクリック数が増えていきます。
もしくは全部消すか。いらないトラックに移動して全部消すという方法をしている人もいるかもですね。
その点、Ctrl+ドラッグなら、Ctrlキーを押したまま不要なプラグインを順番に外へ出していけばいいので、かなり軽快です。複数のプラグインを一括選択して削除できるわけではありませんが、1個ずつ選んで削除する必要はあるけれど、その1個ずつがかなり速くなる。ここがこの操作のポイントです。
机の上から不要なものを横へポイポイ退けていくような感覚なので、右クリックから毎回削除するより作業の流れを止めにくくなります。


エフェクトプラグインは「選抜してから使う」ことが多い
この操作が便利なのは、エフェクトプラグインは比較してから選ぶ場面が多いからです。
たとえばコンプレッサー。同じくらいのゲインリダクションに設定しても、アタックの出方や低域のまとまり方、前に出てくる感じはかなり違います。実機由来のコンプなら味付けも変わってきますよね。
サチュレーターなら倍音の付き方が違いますし、リバーブなら単体で聴いた印象とオケの中へ入れた印象が変わることもあります。そのため、候補を何個かインサートして、バイパスを切り替えながら比較し、使うものを決めて、残りを削除するという流れになりやすいんですよね。
Studio Oneはトラックのインサートから検索してプラグインを追加できるので、オーディション会場を作るところまでは非常にスムーズです。なのに、選考が終わった途端に撤収作業だけ手作業感が強くなる(笑)
だからこそ、選抜後の片付けを速くする操作を知っていると、普段のワークフローが少し気持ちよくなります。
無効化したまま残すより、使わないなら削除したい
もう使わないと決まったプラグインなら、無効化してもいいじゃんかよって?
それはそう思うかもしれませんが、無効化したまま残すより削除してしまった方がスッキリします。もちろん、「後でまた比較するかもしれない」というものなら無効化して残しておけばいいと思います。
ただ、完全に落選したプラグインまで残していくと、インサート欄がどんどん混雑していきます。後からプロジェクトを開いたとき、「これ、なんで残してあるんだっけ?」となるんですよね。
無効化プラグインが増えていくと、インサート欄が押し入れみたいになってきます。とりあえず入れておいたものが積み重なって、必要なものまで見つけにくくなる。
パイパスしてあるプラグインって、全体バイパスでは個別バイパス状態を覚えておいてくれますが、ちょっと違う操作すると状態を忘れちゃう場合があります。そのトラブル回避という意味でも、いらないプラグインは削除しておきたいモノです。
ちなみに、僕の場合はStudio Oneのソングを差分ではなく、それぞれ実体のある別ファイルとして保存しているので、不要なものはなるべく整理しておきたいのもあります(笑)
また使う可能性があるものは無効化、完全に使わないものは削除。このくらいに分けておくと、後から見ても分かりやすいと思います。
Ctrlキーを押しっぱなしにするとさらに楽
不要なプラグインが何個もある場合は、Ctrlキーを押しっぱなしにして順番に削除していくとさらに楽です。たとえばコンプを5種類インサートして、最終的に1つだけ残すとします。
通常なら落選した4つを、それぞれ右クリックして削除することになります。Ctrl+ドラッグなら、Ctrlキーを押したまま不要な4つを順番にインサート欄の外へドラッグしていけばOKです。
右クリック削除が「1個ずつ伝票を書いて廃棄する」方法なら、Ctrl+ドラッグは「不要なものをその場でゴミ箱へ放り込む」感じです。大げさな時短ではありませんが、プラグイン比較を頻繁にやっていると、この小さな違いが意外と効いてきます。
比較する数が多いほど、Ctrl+ドラッグの恩恵も大きくなります。
削除前に残しておきたい設定がないかだけ確認
当然ですが、削除するとそのプラグインの設定もインサート欄から消えます。なので、まだ迷っているプラグインまで勢いで消してしまうのはおすすめしません。特にオートメーションを書いていたり、サイドチェインを設定していたりする場合は、一度確認してから削除した方がいいです。
Ctrlキーを押しっぱなしでポイポイ消せるようになると、掃除が気持ちよくなってきます。部屋の片付けと一緒で、調子に乗ると勢いで必要なものまで捨てそうになります(断捨離しすぎたぁ…はあるあるですよね?)
迷っているものは残す。落選が確定したものだけ削除する。この使い分けなら安心です。
まとめ
Studio Oneで不要なインサートプラグインを素早く削除したい場合は、Ctrlキーを押しながら、プラグインをインサート欄の外へドラッグ&ドロップします。
エフェクトプラグインは、コンプやサチュレーター、リバーブなど、候補をいくつか実際に挿して比較してから選抜することも多いです。だからこそ、「どう挿すか」だけではなく、選抜後にどう片付けるかもワークフローの一部なんですよね。
Studio Oneはプラグインを追加するのは快適ですが、不要になったインサートを1個ずつ整理するところは少し面倒です。そんなとき、Ctrl+ドラッグを知っていると、落選したプラグインをテンポよく片付けられます。
右クリックから毎回削除していた人は、一度試してみてください。地味な操作ですが、こういう小さな時短ほど、一度覚えると手放せなくなります。
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