【ストリングス音源】「HYPERION STRINGS ELEMENTS」が初心者におすすめな3つの理由【曲のコピーやカバーにいかが?】

こんにちは!あんどりゅーです。
いかがお過ごしですか?

DTMで楽曲のカバーやアレンジの時、「あと一押し華やかさが欲しい」と感じる場面ありませんか?
とこで活躍するのがストリングス音源です。
今回は、手軽さとリアルさを両立したストリングス音源SOUNDIRON 「Hyperion Strings Elements」が初心者におすすめだなと思ったので、おすすめな理由も含めレビューします。
僕もカバー曲のアレンジ制作に取り入れてその使い勝手を確かめてみました。

では、レビューいってみましょう♪

項目内容
製品名Hyperion Strings Elements
種類中規模ストリングス音源
(ソロ音源は収録なし)
編成Vn8 / Va6 / Vc5 / Cb4
プリセット数9(フルアンサンブル+各セクション)
容量約10GB(24bit/48kHz)
動作環境Kontakt Player対応(有償版不要)
サウンド傾向前に抜けるフォワードな音像
主な用途バンド/アニソン/EDMなど
価格約16,000円
メリット
デメリット
  • KONTAKT Player(無料)で使える
  • コスパよし(1万円台中盤)
  • ライブラリ容量少なめ
  • モジュレーションでのダイナミクス表現力
  • バンドサウンドとの相性◎
  • ソロ音源ではない
  • 単体では大規模オーケストラの厚みは出せない
目次

その1 導入コストや手間がかからない - 初心者さんにおすすめな理由 –

そうなんですよ。DTM初心者さんは、まずはプラグインをインストールして音が出るまでが勝負。
その点このHYPERION STRINGS ELEMENTSは有利ですよ。
(正確にはプラグインではなく、KONTAKTライブラリですが)

KONTAKT Player対応

このHYPERION STRINGS ELEMENTSは有料のKONTAKT本体は不要。
無料のKontakt PlayerだけでOK。追加コストなし&設定が最小限で済むってわけ。

他のストリングス音源はKONTAKTの有料版が必要なものも多いのですが、無料版でOK。
導入も早いし、コストもかかりません。

ちなみにKONTAKTっていうのは、音源の枠っていうかフレームみたいな感じです。KONTAKTっていうプラグインからこの音源を呼び出すイメージ。
DTM界隈では有名な製品で、対応している音源(ライブラリ)も多いから入れておいても損はないですよ。

最短コース!スタート手順
  1. Native Access(メーカー製の管理ソフト)を入れる
  2. Kontakt Player(枠のプラグイン)を入れる
  3. Hyperion Strings Elementsを登録→インストール
  4. DAWでプラグインスキャン!KONTAKT PlayerをDAWが認識!
  5. DAWを開いて「Kontakt Player」を立ち上げ→ライブラリから選ぶ
  6. 鳴ったら完了(音が小さければトラックのボリュームとマスタを確認)
製品名必要エンジン容量初回セットアップ
Hyperion Strings ElementsKontakt Player約10 GBNative Accessで登録→DL→Kontaktで即発音
NI Session Strings 2Kontakt Player約11 GB同上
Spitfire Originals Epic StringsSpitfire Player約2.4 GBSpitfire AppでDL→専用プラグインで即発音
EastWest Hollywood Strings 2OPUS160 GB超Installation CenterでDL→OPUSでロード

この画面全体がKONTAKT。左のスロットからライブラリ音源を呼び出すのです!

その2 操作がシンプルで直感的 - 初心者さんにおすすめな理由 –

このHYPERION STRINGS ELEMENTSは、操作が他のストリングス音源よりもシンプルで、迷わない!
だから、DTM初心者さんにもオススメです!

厳選プリセットは9つ!

プリセットは、9つだけ。即戦力 プリセット(フル+各セクションのMaster/True Legato)で迷わない。
え?少ない?
いいえ、ストリングス音源ではプリセット少ないほうが迷わないからいいんですよ。

まずは一番上のEnsamble – Masterを選んでおけばいいでしょう。
音域によって楽器を振り分けてくれます。
とりあえずこのプリセットでフレージングを考えてあとで差し替えるといいかも。

ちなみにプリセット名のMasterとTrue Legatoの違いは下図↓

  • その楽器でよく使う奏法(サステイン、スピッカート、ピチカートなど)をひとまとめにした音色
  • 1つのNKIで複数奏法を切り替えられる
  • 曲の土台づくりや、ざっくりしたアレンジ段階に向いてる
  • 「まずはこれを読み込めばだいたい何でもできる」万能枠
プリセットは9つだけ!シンプルイズベスト!

奏法指定も簡単!

双方は、キースイッチと言ってピアノロールの特定の場所(主に最低域)に対応する音符をおいて指定します。
で、どの奏法がどの鍵盤か?って言うのは、音源中段の一覧にあります。
12種類まで指定できます。

しかもこれ以外にも奏法があり、スロットで交換できます。
だから、奏法で困ることはないと思いますよ。

製品奏法数(公式表記)備考
Soundiron Hyperion Strings Elements―(公称なし)マニュアル掲載の“Articulation List”項目合計=63
(Sustain/Tremolo/Shorts/Expressionsの全バリエ含む)。
Native Instruments Session Strings 214製品ページに「14 articulations」と明記。 (Native Instruments)
Spitfire Audio Originals Epic Strings11製品ページに「Articulations (11)」の内訳を掲載。 (Spitfire Audio)
Spitfire Audio Originals Intimate Strings9製品ページに「Articulations (9)」の内訳を掲載。 (Spitfire Audio)
使える奏法はここで確認できる。クリックで変更も可。キースイッチの場所も確認できる。

Swellつまみで簡単に表現力を高められる!

ストリングス音源で大切な要素に表現力があります。
どれだけ感情的に情緒的に奏でられるかが肝ですよね?

HYPERION STRINGS ELEMENTSでは、真ん中にドデカイSwellツマミがあります。
主にこのツマミで表情を作っていきます。
左に回すほど、音量が大きく迫力がでます。

どうやって動かすかって?
まぁ、マウスでドラッグでも動きますが、現実的にはモジュレーションレバー(ホイール)ですね。
リアルタイム入力やピアノロールで「モジュレーション」で入力したりします。

実はこのSwellツマミは、単に音量変化だけでなく、楽器の音の強さも変わっていくのです。
まあ、他の音源にも同様の機能はあるのですが、この音源の場合一味違う
変化幅も大きく滑らかで、録音元のサンプルが滑らかに変わっていくのがポイント。
よりドラスティックなストリング演奏ができるって言うわけです。

こういう特徴があるので、バンドサウンドでも埋もれにくくオススメだったりします。


真ん中のでかいツマミがSwellつまみ。モジュレーションを操作すると動く。これを動かして表情を作れますよ。

その3 軽いのに音がいい - 初心者さんにおすすめな理由 –

ストリングス音源って、容量が大きいものが多いんですよ。
リアルを追求するので高音質の録音環境になるので、上位製品では数百GBになることも。
そうなると、DTM初心者さんのPCにはなかなか厳しいことがあります。

その点、このHYPERION STRINGS ELEMENTSは容量少なめ。
インストール容量は約10GB、展開後は14GBほど。とても軽快に動きます。

製品必要エンジン容量の目安サウンド傾向(ざっくり)
Soundiron Hyperion Strings ElementsKontakt Playerダウンロード約 10 GB(WAV実体約14 GB)ややドライで明瞭、加工で化けるタイプ
NI Session Strings 2Kontakt Player11 GB(解凍後約15 GB)親しみやすい“インティメイト”、馴染ませやすい
Spitfire Originals Epic StringsSpitfire Player2.4 GBウェット寄りでシネマティック、即音出し向き
Spitfire Originals Intimate StringsSpitfire Player3.4 GB近めで柔らかい、しっとり系

だからって音が良くないかというとそんな事はありません。
立ち上がりが良く、ディテールのはっきりしたサウンドです。
同グレード帯のSession Strings2と比べても個人的にHYPERIONのサウンドの方が好きです。
ディテールがしっかりしている、かつ息遣いが聴こえそうなサウンドなので、情緒的でいいなと思います。
(音源デモは、後日更新の予定です)

最初は少し控えめな響き(ややドライ)なので、バンドやシンセの中に混ぜても音が埋もれにくく、はっきり存在感を出せます。
付属の簡単なリバーブや音質調整も使うと、さらに化けますよ(笑)

この公式デモを聴いたら買わずにはおれない!


Microエディションとの比較

実はHYPERION STRINGS ですが、Microという入門グレードがあります。
容量1/4だったり、True Legatoブリセットがなかったり、奏法数が少なかったりします。
お値段も約半額と手を出しやすい価格になっています。

ですが、正直予算に余裕があるのなら、ELEMENTSがおすすめです。
表現力は妥協するともったいないなぁって。

まぁ、まずはMicroで試すのはありだと思いますよ。

HYPERION STRINGS MICRO 販売ページはこちら

項目Hyperion Strings MicroHyperion Strings Elements
奏法の数少ない(基本のみ)多い(全収録)
レガート簡易レガートTrue Legato(専用録音)
Masterプリセット簡略版フル版
ベロシティ層少ない(不足分は音量処理)多い(細かく録音)
容量・負荷小さい・軽い大きい・重い
表情の細かさやや控えめ自然で豊か
どんな人向け?まず“ストリングスの雰囲気”を足したい/軽くサクッと使いたいカバーやアレンジでしっかり作り込みたい/“自然なつながり”まで欲しい
価格約8,000円(販売ページ約16,000円 (販売ページ)
Micro エディションのTrailer動画。これはこれでありなんですけどね…

まとめ

最後まで御覧いただきありがとうございます!

Hyperion Strings Elementsが初心者におすすめの理由をまとめると…

  • 買ってすぐ使える(KONTAKT Player対応)
  • シンプルな操作で直感的に演奏できる
  • 軽いのにナイスサウンド!バンドサウンドでも埋もれない

という三拍子がそろった、DTM初心者にも扱いやすいストリングス音源です。
特にロックやポップスのコピーでは、適度な芯と抜けの良さがあり、ミックスの中でも存在感を失いません。

僕自身も使ってみて「初心者だけでなく、コピーDTMerとしての強い味方になる」と感じました。


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僕は Plugin Boutiqueの常連です(笑)公式よりもセールや特典が付くことが多いので、狙い目です。
英語メインのサイトだけど、自身を持ってオススメします!

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