こんにちは!あんどりゅーです。DTM楽しんでいますか?
僕、最近買った自動ミックスプラグインのNeutron2 Advancedを使いだしているのですが、とてもいい感じなんですよね!
たぶん、この記事を読んでいるあなたも欲しいのではないでしょうか?…喉から手が出るほど!(笑)
結論から言うと買いです!買ってよかった。
自動ツールなんてチートじゃん!って思っているかもですが、思ったよりチートじゃないし奥が深いです。
というわけで、レビューしていきましょう♪
Neutron2 ADVANCEDのレビューいきます!
便利だけど思ったより面倒
Neutronって思ったより面倒でした。
僕は「トラックに入れてボタン一つで全トラックのミックスをしてくれる」っておぼろげに思っていたんですよね。(んな無茶なw)
だけど実際は一つずつのトラックにNeutronを挿れて、トラックアシスタントを適用して…ってことをやっていきます。面倒と感じてしまうんですよね。
とはいえ「自動」はあながち間違っていないです。
Neutronはトラックアシスタントという自動でトラックの最適化をしてくれる機能があります。
2クリックくらいでトラックアシスタントはできます。とても便利な機能です。
しかし、個別のトラックにNeutronを挿れるのはまだいいですが、適用していくのはちょっと面倒ですね。
トラック多い場合はこの作業がさらに面倒かも。
贅沢言っているのはわかるのですが(笑)
たぶん今後バージョンアップで全自動になるといいなぁ。
ねえ?iZotopeさん(笑)
単体のプラグイン並みの機能のモジュール!
Neutron2はいくつか単機能プラグイン(モジュール)で構成されています。※
そのモジュールなのですが、それだけの種類が入っていると簡略化されているんじゃないの?って思いますよね?
しかしiZotopeはそうじゃないんです。それぞれが単体で売られてもおかしくない豊富な機能が備わっています。
だから、単体プラグインのバンドルという見方もできますね。
実際Advancedではモジュールを個別でプラグインとしても使えるのがめっちゃいいですよ!
え?まとめて使えばいいじゃんって?ちっちっ、違うんだなぁ。
Neutron本体はアシスタントで補正や整えるのに使って、個別はアシスタントで触られなくないモジュールや音作り寄りのことをしたい時に使うのです。
もちろんリソースの節約にも使えますよ。
※Advancedでは6種類のプラグイン。EQ、コンプレッサー、エキサイター、トランジェント、ゲート。
画面サイズ固定なので視認性は。。。
NuetronだけではなくOzoneもなんですが、画面サイズが固定(スケーリング非対応)なので使いづらい事があるのかも。
僕はフルHD画面なので大丈夫ですが、4Kの大画面だと小さいと思います。
けどiZotopeツイートを見ているとスケーリングに対応するのは近いかも。次のバージョンかもですが(;´∀`)
パート間の被り対策ができる!
各パート間の被り対策ができるのもNutronの魅力です!
帯域が被っているともこもこしてハッキリしない感じになっちゃいますよね。
Neurtonのマスキングメーターならこのパートの被りをチェックして調節できます。
前はFabfilter Pro-Q3※がほしかったのですが、Neutron2でいいじゃんって感じになっちゃいました。スペアナ※もありますし、今の所これで十分です。
※1:Pro-Q3は、帯域被り対策のできるEQ。使いやすく高性能で有名。
※2:正式にはスペクトルアナライザ。帯域ごとの音量分布がわかるリアルタイムグラフ。
軽くはないけど軽量化の工夫もできる
Neutron2のPC負荷って気になりますよね。なんせほとんどのチャンネルに挿していくわけですから。
使ってみてやはり軽くはないかなと思います。
DTM用に作ったり買ったPCならそれなりの性能はあるから問題ないと思います。
非力なPCではやりくりがいるかもしれません。
やりくりの方法は挿すチャンネルを選んで使うとかいろいろあります。
ADVANCEDの場合さらに個別のプラグインを使うという選択肢もでてきます。
最上位グレードだけあってEQなどNeutron内にあるユニットの単独の個別プラグインを持っているのです。
単独でも使えるのでCPUの負荷を抑えることもできます。ありがたいありがたい。※
※単独プラグインを挿しておけば、後述のトーナルコントロールやイメージエディタから各チャンネルのNeutronを参照できます。EQを挿しておけばEQもマスターのトーナルコントロールから調節できます。便利w
さらにミックスタップ(ADVANCEDのみ)という軽量のプラグインをさせば、ハイパスやステレオイメージャーもあるから最低限のことができます。
(こちらもトラック間の通信はできる)
Neutronが重くてもこれならいけるんじゃないかな。
必要ならEQやコンプをさせばいい。
Neutronだけでは足りないです
オーディオ系のプラグインはNeutron2 ADVANCEDさえあればOKでしょ!って算段しているあなた!
残念!足りないです。
確かにEQ(スペアナ、ダイナミックEQ対応)やコンプ(マルチバンド)、エキサイターなどが入っているのでオーディオ系は事足りそうですよね。
しかし空間系のリバーブやディレイや積極的な音作りのプラグインはないです。
別途Wavesなどがあったほうがいいでしょう。
まぁ、読者の方ならお持ちでしょうけどね(笑)
セルフオートもできる!
EQなどできるモジュールは限られるのですが、セルフオート( Learn機能 )ができるのも便利です。
このLearn機能は、ボタンを押すだけで有効なポイントを自動で提案くれるのです。
あとは自分の感覚でカットやブーストをしていくって感じですね。
Learn機能は、ポイントだけを示してQやカットブーストは自分で決めれるのがいいです。
自分の耳で試聴してさじ加減できます。
なにもヒントがないのは大変ですが、ヒントからミックスをできるのはありがたい!
だからNeutron2の頼れるアシスタントっていう使い方もできてミックスの勉強にもなります。
音量バランスやパンはやってくれない
このNeutronはミックスプラグインともいわれますが、音量バランスの調節やパンの設定はしなきゃいけません。
(所詮プラグインですし)
正確に言えばミックスプラグインというよりは、チャンネルストリッププラグインというのが正解だと思います。
低品質な元音はカバーしきれない
あと、元の音源の質や音色の作り込みはいります。
元の音がショボければしょぼいままかさ上げされるだけですw
音色づくりもNeutronの役割ではないでしょう。
多少はできるけども。
自分なりに頑張った音をさらによく調節してくれると言った感じでしょうか。
ミックスの勉強ができる
Neutron2は自動のトラックアシスタントの結果の設定を見ることもイジることもできるので、ミックスの勉強ができます。
自動でやってくれた結果の設定を見て自分でイジってみるのです。
なぜこの設定にしたのか研究すれば勉強になりますよ。
ミックスの勉強ができるNeutronですが、特にEQの勉強にはおすすめ。
内蔵のEQプラグインには帯域を試聴できるできる機能があります。(Alt+Click)
でトラックアシスタントが設定したポイントを視聴してなぜトラックアシスタントがそのポイントにしたのか試聴できます。
これはね、マジ勉強になっておすすめです。
Neutron2 Advancedレビューの〆!
Neutron2 ADVANCEDは控えめに言ってサイコーです。
ちょっと面倒なところもありますが、めちゃくちゃ役に立ってくれてますし、楽曲の向上にもなっています。
元は取れると感じていますし、元を取っていきます(笑)
将来的にはNeutronやOzonを使っているDTMerの楽曲が標準になるでしょうし、現状でも多数のDTMerが恩恵に預かっています。
それにチャンネルストリップとして考えるのなら割安だと思います。確かにAdvancedでもセールの時なら安いですし、O8N2でも定価1本より安くなってしまうことがあります。
ちょっと無理してでも買ったほうがいいと思います。
僕としては、ライバルを増やしたくないので買ってほしくないのが正直なところですが、買っている人多いしこれからも買う人多いんだろうなぁって肌で感じています。
Neutronって自動で人間をダメにするから使わない!って僕も思っていましたが(笑)
これは積極的に使っていくべきですね。
Neutronって自動でミックス・チャンネルストリップをやってくれるプラグインではなく、寄り添って提案してくれるアシスタント的なプラグインなんだなと思います。
とてもオススメしたいプラグインですけど、このアシスタントなしでは生きられない体になっちゃうかもしれないので気をつけてくださいねw