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【レビュー】UVI Falconは持っておくと頼もしいよね!【音源、追記あり】

こんにちは!アンドリューです。
DTM楽しんでますか?

ちょっと前にハイブリッド音源のUVI Falconが欲しいという記事を書きました。

そして、物欲が溢れすぎてしまいついにFalconを購入してしまいました!!

というわけで今回はちょこっとFalconのレビューを書いてみたいと思います。

結論をいうと、プリセット音色はちょっと物足りないですが、出音も機能もデザインもお気に入りなのでFalconというかUVI党になりつつあります。

ということでFalconのレビューいってみましょう!

目次

Falconの出音は落ち着いた上品な感じ

まずいちばん気になる出音から。
出音は最高です!最初弾いたときはビックリしましたよ。

お~っマジっすか!?って(笑)

控えめに言って最高です!
…では伝わらないですよね(笑)

言い換えるのなら、派手さはないけど上品ですね。落ち着いているというか。
ただ音色は変化するものが多いので地味ということは決してありませんし、キャラの濃い音色はもちろん派手です。

Falcon導入の最初にプリセットリストの上の方にある「Animated」という鍵盤を押しているだけで楽しいのカテゴリーを最初に弾いてみたのですが、楽しい音色が多いんですよ。弾いているだけで遊べちゃう。だけどその分音色は重かったです(笑)

基本的な音色は無いか少なめといった印象。例えば生ドラムや生ベース、生ピアノは無いに等しいです。
プリセットの音色はダンスミュージックやEDM向きかなぁ。

ファクトリープリセットのカテゴリーリスト

基本的な生楽器などの音色は少ないものの、Falconのオシレーターはアナログモデリングからウェーブテーブル、サンプルベースまで何でも来い!の構成なのでプリセットを含めて心強いですよ。
音色作るのもよし、エキパンで音色強化するのもよし!といった感じです。
そういった意味でも拡張性が頼もしいです!

※サンプルベースのオシレーターは、IRCAM Granular、IRCAM Multi Granular、IRCAM Scrub、IRCAM Stretch、Sample、Slice、Stretchの7種類、シンセシスオシレーターは、Analog、Analog Stack、Drum、FM、Noise、Organ、Pluck、Wavetableの8種類の計15種類あります。やりすぎじゃないですか?(笑)

音色の拡張性も魅力なFalcon!

FalconはさらにUVIのインストゥルメントプラグイン※1も読み込ませることができるのが便利だと感じました。
インストゥルメントプラグインはFalconのプリセット同様に扱えるのでいいですよ。

僕は前にDigital Synsation2というインストゥルメントを持っていたのですが、それを読み込ませたら結構使える音色が多くてほっこりしてます(笑)

UVI Workstationと上位互換性があるのでプラットフォームとしてもこれから楽しみです。
UVIのインストゥルメントは種類はそんなにないですが、アナログシンセ系から大正琴や民族系まで製品ラインナップがあるので、将来音色が欲しくなった時も困ることはないでしょう。
お金があればですが(笑)

※1:要はUVIの音源プラグインを読み込ませることができるということ。ていうかUVI音源はFalconかUVI Workstation(無料)から読み込ませて使います。
※2:セミビンテージのデジタルシンセを再現して音色を作り直している?UVIインストゥルメント。公式サイト

Falconは、マルチティンバーで何パート同時使用も簡単!

僕個人的にはマルチティンバーも魅力です!
公式に最大パート数が書いてないので実験してみたら64チャンネル(16パート*4バンク)できました! ※1

マルチアウトももちろんOK。
こうなるとFalconメインで楽曲をつくりたくなるw2

マルチティンバーだけでなく音色のレイヤーもできます。
ちょっとレイヤしてみようかな~って時も気軽にレイヤーできて便利です!

まぁ、KONTAKTみたいって言ってしまえばそれまでですが…。
デファクトスタンダードが嫌いなのでUVI頑張って欲しいです😊

※1:スタンドアローン時。DAW上では16パート
※2:後述しますが 重たくなるので 音色を重ねるなどしない限り1音色1Falconにしたほうがいいでしょう。

ただしちょっと重いFalcon

けど、調子に乗って使っているとすぐに重くなるのが弱点。
エフェクターなどの機能が充実していて、重くなるのは納得です^^;
僕みたいなロースペPC民はPCを強化するかフリーズしながら使うと幸せです。

※ロースペPC民:ロースペック(低性能)なPCを使っているDTMer。おもわずプラグインにばっかお金かけてしまい肝心なPCの強化ができない感じな民です。

(ここから後日追加)

…と思っていたのですが、どうやら1つFalconをマルチティンバーで使っていたから重かったみたいで、1パート1Falconで使うと驚くほど軽くなります。

1つのFalconに1つのCPUのコアが割り当てられているそうで、コア数によっては複数のFalconを使うほうが負荷分散できるんだそうです。(UVIのサポートさんに聞きましたよ)

INFO画面でつまみグリグリが楽しい!

Falconの地味に良いところにINFO画面があると思います。これはプリセットのタイトル的な存在なのですが、これが便利なのです。プリセットごとに「このパラメーター変えるとかっこいいよ!」ってのがつまみになっているのです。

あとはつまみをオートメーションでイジってあげればヨシって感じ。

あと、このINFO画面地味にかっこいいんですよね。
音源の種類によっても変わるし。
ここら辺はさすがフランスのメーカーって感じですね。

自分だけのライブラリーを作りやすい

この項目は後で足して書いているのですが、今、ハードシンセのピアノの音色をFalconに取り込んでいます。そう、Falconはサンプラー機能があるので柔軟に自分だけのライブラリーを作ることができますよ。

鍵盤ごとの割り当てはもちろん、ベロシティーごともできます。
だから、ピアノみたいな繊細な楽器も取り込めます。(手間はかかりますが)※

※たとえばJD-Pianoの音色の移植で有名なSynthAnsology2もFalconで見ればどんなことをやっているのかがわかります。僕はこのJD-Pianoの音色を参考にピアノ音色を取り込み中です。

あとは効果音などをFalconに鍵盤ごとに取り込めば自分だけの効果音キットもできます。こんな風に管理しておくと目的の音が探しやすいのでおすすめです(*´ω`*)

ていうか、UVIの音源はFalconで作っているので音源の自作もできます。
さすがに高度なことやると難しいですが、不可能ではないです。
それだけ機能が豊富ということですね。

音色作りは難しいよ?

Falconは音色を作り出すと難しいです。
いや、ちゃんと考えられていて階層やユニットになっていてけっこう自在にできたりします。
がそれがかえって難しくなっていることも(;´Д`)

だけど、Falconにはちゃんと日本語マニュアルがあるので安心してくださいな。
しかも240ページ以上もあるボリューミーなマニュアルです。

ていうか、マニュアルは購入前でも見ることができるので一度チェックしておくのをおすすめします。
Falconソフトウェアユーザーマニュアル

あとこちらの動画がとてもわかりやすくておすすめです。
シリーズになっているので、少しずつ学べて便利です♪


ライセンスはiLokだけどUSBはいらないのです!

ライセンスはiLock※で管理しなきゃいけないのが、ちょっとだけめんどかったです。
けど、USBのドングルもいらないし、3台まで使えるので、煩わしさは感じません。
まぁ、今どきのソフト音源はこうじゃないとなぁ。ねぇ?

iLock:プラグインのライセンスを管理するライセンサーソフト?UVIだけでなく対応している他のメーカーのプラグインも管理できます。似たようなものにUSBメモリー形状の認識端子ドングルを使うeライセンサーがあります。iLockはドングルが要らないのでとても使い勝手がいいです。ちなみにiLockとUVIはメーカーの関係はありませんよ。

Falconの自作デモ音源!

Falconのデモ音源をつくったのでご賞味ください。Falconだけで曲を作るのは難しいのでUVI縛りにしました。出音の違いを感じていただけると思いますが。。。

FalconというかUVI音源オンリー。ベースはプリセットFunky Magination。後半のフレーズはエキパンSPECTREのBL Komodo。リズムはDrumDesigner、スィープはSweepMachine。あとのパートは分かりづらいので省略(笑)

Falconレビューのまとめ!

というわけで、Falconのレビューをしてきましたが、とどのつまりなかなかいいんじゃね?ってことです(笑)

まぁ、セールで買いましたが、大正解でした。結果オーライだけども(笑)

では、またまた♪

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