【総合音源プラグイン】結局どれを選ぶ?ZENOLOGY PRO・XV-5080・Xpand!2・TRITONを用途別に比較

こんにちは!総合音源大好き、あんどりゅーです!

曲を作り始めるとき、ピアノはこれ、ベースはこれ、ドラムはこれ……と最初から専用音源を全部選ぶのって、けっこう面倒じゃないですか?

そんなときに頼りになるのが総合音源プラグイン。ピアノ、ベース、ギター、ドラム、ストリングス、ブラス、シンセなどをひと通り鳴らせるので、思いついたアイデアをすぐ形にできるのが大きな魅力です。

ただし、総合音源なら何でも同じというわけではありません。現代的なRolandサウンドを幅広く使えるZENOLOGY PRO、往年のPCM総合音源らしいXV-5080、軽くてスケッチに使いやすいXpand!2、そしてKORGワークステーションの魅力を詰め込んだTRITON。同じ「何でも入っている音源」でも、得意分野がけっこう違います。

というわけで今回は、僕が実際に触ってきた総合音源を中心に、「結局どれを選べばいいの?」という目線でまとめてみます!

目次

総合音源プラグイン、まずは結論!

こんな人候補ひとこと
1本で幅広く、今の制作に使いたいZENOLOGY PROプリセット数・探しやすさ・守備範囲のバランスが強い
90年代~2000年代のRoland PCM感が欲しいXV-5080往年のハード総合音源らしいまとまりの良さ
軽くて気軽なスケッチ用が欲しいXpand!2軽量で2,500以上のプリセット。とりあえず鳴らすのが速い
KORGらしいワークステーション音源が欲しいTRITON往年のKORG PCMサウンドと大量プリセットが魅力

僕の感覚では、総合音源選びは「一番リアルな音はどれ?」だけで決めないほうがいいです。

総合音源は、専用音源のようにひとつの楽器を徹底的に再現することよりも、欲しい音へすぐアクセスできること、何パート重ねても曲としてまとめやすいこと、そして曲作りの手を止めないことが重要だと思っています。

そもそも総合音源って何が便利なの?

総合音源のいちばんの強みは、ひとつのプラグインでいろんな楽器を呼び出せること。

たとえば曲のスケッチ段階なら、まず総合音源だけでピアノ、ベース、ドラム、ストリングス、シンセを置いてしまう。曲の形が見えてから、必要なパートだけ専用音源に差し替える。こうすると音源選びだけで時間が溶けにくいです(笑)

深夜の2時間DTMのように時間制限がある制作でも、この「まず音を置ける」という強さはかなり大きいですね。

その1 ZENOLOGY PRO|今の制作で頼れるRoland総合音源

今の僕が「まず総合音源を1本立ち上げよう」となったら、かなり出番が多いのがZENOLOGY PROです。

レビューでも書いていますが、プリセットは4,000以上。アコースティック系からエレクトリック系まで守備範囲が広く、しかもプリセットブラウザが使いやすい。音色数が多いだけでなく、欲しい音へたどり着きやすいのが実用上かなり重要です。

僕のFANTOM-07にも通じるRolandの現代的なサウンドが多く、まずZENOLOGY PROで曲を組み、必要なところだけ別音源へ差し替える使い方もしやすいです。

その2 XV-5080|往年のRoland PCM総合音源ならこれ

XV-5080は、ZENOLOGY PROとは似ているようで方向性が違います。

ソフトウェア版には900以上のプリセットが収録され、ピアノ、ベース、ギター、ドラム、シンセなど幅広いカテゴリーをカバー。往年のRoland PCM音源らしいサウンドで、90年代~2000年代前半のJ-POP、アニソン、ゲーム音楽あたりを作りたいときにもハマりやすいです。

単音で「うわ、超リアル!」と驚かせるタイプというより、複数パートを重ねたときに曲として収まりやすい。このへんはハードの総合音源らしい魅力だと思います。

その3 Xpand!2|軽くて速い。スケッチ用総合音源として優秀

「とにかく軽くて、気軽に何でも鳴らしたい」ならXpand!2もまだまだ面白いです。

2,500以上のプリセットを収録し、生楽器からシンセまでかなり幅広くカバー。しかも軽量なので、曲のスケッチやデモ制作でとりあえず挿して音を決める用途に向いています。

専用音源ほど豪華ではない音もありますが、総合音源ではそれが逆に扱いやすいこともあります。何パートも重ねる前提なら、音が主張しすぎないのはメリットにもなりますよ。

その4 TRITON|KORGワークステーションの音をプラグインで

KORG派ならTRITONも外せません。

以前の物欲記事でデモ版を触ったときにも感じましたが、TRITONらしいPCMサウンドは今聴いても使いやすいです。プリセットを次々切り替えながら探せるので、ハードシンセのような感覚で音色を選べるのも楽しいところ。

ZENOLOGY PROが「現在型のRolandワークステーション感」なら、TRITONは往年のKORGワークステーション感。同じ総合音源でもキャラクターがかなり違うので、ここは好みが出ますね。

販売終了だけど、Sound Canvas VAも総合音源を考える基準になる

Sound Canvas VAはすでに販売終了しているので、これから買う候補にはできません。

ただ、総合音源の考え方を知るうえでは面白い存在です。GM音源として幅広い音色をまとめて鳴らせて、曲のスケッチにも使いやすい。一方で僕が使った限りでは、マルチアウトできないなど制作面で気になるところもありました。

「昔の総合音源はこういう立ち位置だった」という比較基準として見ると、現在のZENOLOGY PROやXpand!2との違いもわかりやすいです。

総合音源は専用音源の代わりになる?

これは全部を置き換えるものではないと思っています。

たとえばドラムならBFDやMODO DRUM、ベースならMODO BASSのように、専用音源だからこそできる細かい作り込みがあります。

でも、曲のアイデア段階から全部専用音源を選んでいると、それだけで制作テンポが落ちることもあります。まず総合音源で全体像を作って、「ここは専用音源にしたい」と思ったところだけ差し替える。僕はこの使い方がかなり好きです。

僕ならこう使い分ける

普段の曲作りのスタート地点ならZENOLOGY PRO。
幅広い音が揃っていて、プリセットも探しやすいので、まず曲を前へ進めたいときに頼りになります。

90年代~2000年代のRoland感が欲しいならXV-5080。
単なる懐古ではなく、曲の中で音が収まりやすいPCM総合音源として今でも使いどころがあります。

軽さとスピード優先ならXpand!2。
「まず鳴らしたい」という用途では、この軽快さは今でも武器です。

KORGらしいPCMワークステーション感が欲しいならTRITON。
Roland系とはまた違うキャラクターなので、音源を横に広げたいときにも面白いですね。

まとめ|総合音源は「曲を止めない」ための道具

総合音源というと「何千プリセット入っています!」という数字に目が行きがちですが、僕が一番大事だと思うのは曲を作る手を止めないことです。

欲しい音をすぐ探せて、アイデアをそのまま形にできる。そこから必要に応じて専用音源へ差し替える。そう考えると、総合音源は初心者向けの入門音源というより、むしろ制作を速くするための実用品なんですよね。

このページでは今後も、実際に使った総合音源やレビュー記事が増えたら随時追加していきます!

Rolandの音源だけで比較したい人はこちら

Rolandの復刻ソフト音源やZENOLOGY PROをもう少し細かく比べたい人は、Rolandソフト音源ガイドもどうぞ。

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