今回は、FA-07を買って1年経ったので、1年使ってみての感想をレビューしてみます。
えぇ、もちろん売らずにまだ持っていますよ
結論から言うと、満足しています。ただしちょっとだけ不満はあります(どっちやねん(笑))
では、レビューいってみましょう♪
↓購入後すぐのレビューはこちら
DTMで使う編
FAは今のところDTMでメインに使っているので、DTMでの感想が多いのかも。
DTMのマスターキーボードとしてけっこう使える!
FA-07はDTMのマスターキーボードとしても使っているのですが、これがなかなかいい感じ!
そつなくこなしてくれます。別段不満がないのがいいんですよね。
鍵盤の質もいいから、プロのキーボードプレイヤーになった気分でリアルタイム入力できます(笑)
76鍵という絶妙な鍵盤数も入力しやすくてナイスですね-(^o^)
内蔵オーディオインターフェースが44kHzしか対応していない
これって公式で明記していないと思うんですけど、内臓のオーディオインターフェースのサンプリング周波数が44kHzにしか対応していないんですよね。(CDと同じサンプリング周波数)
最近は96kHzで作業しているので、FA内臓のが使えなくて残念に思う場面も。
せめて48kHzには対応してほしかったかなぁ。
内蔵オーディオIFを使わないとFAの音色を直接ミックスダウンできない
これね、ちょっと盲点なんですけど…といってもこれは他のオーディオインターフェースで作業している時の話。
説明が難しいのですが…。
FAの音色でDTMソフトに打ち込みをします。当然、FAはUSBでつながっています。
この状態でミックスダウンしたらどうなるでしょうか?
これがミックスダウンできないんです。無音になってしまいます。
MIDIケーブルでつながっていたらわかるのですが、USB接続でもだめなんですね。
アナログでバウンス※するか、バウンスのときだけFAのオーディオインターフェースに切り替えるかしかないようです。
FAの音源は立体感のあるので積極的に使いたいけど、本格的に使いたい場合は面倒かな。残念。
ちなみにFAのオーディオインターフェースを使っている場合は、ちゃんとバウンスできるので大丈夫ですよ。(ミックスダウンの前にオーディオ化がいるみたいですが)
※バウンス:あるトラックを他のトラックにダビング(テープ?例えが古いw)するイメージ。複数のトラックを一つのトラックにまとめる時にも使いますよ。
DTMソフトに音色は保存できないの??
FA-07をDTMで使いたいのですが、先程のミックスダウンの項と同じくもう一つ不便なこともあります。
それは、DTMソフト側でFAの音色が保存できない?ってこと。
まだちゃんと調べていないのですが、たぶんできないのかな?
以前Cakewalk(SONARのさらに前のシーケンスソフト)の頃はシンセ側からMIDI経由でエクスクルーシブメッセージを送信してDTMソフトで保存。再生する時に逆DTMソフト側からシンセに送信して音色を再現できました。
今、StudioOneとCakewalkで調べているんですが、たぶんできないのかなと。
FAでスタジオセットで保存しておいていちいちロードしないといけません。
あー、めんどい。
音色編
2時間DTMでガンガン使える上質な音色
DTMやっているならご存知深夜の2時間DTMに結構な勢いで参加させていただいています。(2ヶ月で15回ほど(笑))
twitterのモーメントはこちら
宣伝みたいですが、僕は2時間DTMで使った音源を書くようにしているので参考になると思いますよ。
で、音源は、最初Nexus2やSoundCanvasVAなどソフト音源を使っていたのですが、だんだんFA-07を多用するようになりました。
特にピアノやオルガンはFAが最高なんですよ。
使う音源の質でも曲の質ってガラッとかわりますからね。
だてにスーパーナチュラルやINTEGRA-7同等の音源じゃないってわけですね。
といっても、もっと音色数欲しいからINTEGRA-7欲しいですがw
音色の得意分野にムラがあるかも
ピアノの音色に惚れて買ったのですが、FAって音色によって得意不得意があるのではないかと。
ピアノやアコギ、アコースティックベースなどアコースティック系は得意だとおもうのです。
それに引き換えSuperSAWなどのダンス系は苦手かも。エディット次第で生きるとは思うけど。
DTMやってるとソフト音源と比べちゃうんですよね。。。
その他編
液晶は傷つきやすい
FAはですねぇ、なぜか液晶に傷がつきやすいんですよね。といっても、スタジオにソフトケースで持ち出したら液晶に傷がついていて…。
あまり押し付けたりした記憶ないですが…。
レイヤーカバー?をつけていてもそうなったので気をつけましょう!
FA-07は専用のハードケースないんですよね。
ソフトケースも88鍵のを隙間にパッドを入れてあるタイプなのでちょっとねー。。。
音色の得意分野にムラがあるかも
ピアノの音色に惚れて買ったのですが、FAって音色によって得意不得意があるのではないかと。
ピアノやアコギ、アコースティックベースなどアコースティック系は得意だとおもうのです。
それに引き換えSuperSAWなどのダンス系は苦手かも。エディット次第で生きるとは思うけど。
DTMやってるとソフト音源と比べちゃうんですよね。。。
持ち運びにはデカい…
これはFA-07のことですが、持ち運びはちょっとキツイですね。
大きさもありますが、ソフトケースがFA-07専用のがないっていうのがね。
88鍵のfa-08と兼用のソフトケースなので、フィット感がなくて壁に立てかけると倒れやすいこと倒れやすいこと。ギターなの?って感じです(笑)
ソフトケースでの持ち運びも狭いスタジオだとあっちこっちにゴッツンしそうで気を使います。
76鍵のいい感じのサイズのシンセを買ったのに、運ぶ時はなぜ88鍵分の気を使わねばならないのでしょう(笑)
(ちなみに長手方向のパッドは収納できて、ダンパーペダルを入れられるから便利っちゃ便利)
重さに関しては、女性は厳しすぎるでしよう。
僕は力にはちょっと自信があるのですが、それでも「重いなこんちくしょう!」といった感じ。
グレードとしては中途半端かな…
これはあくまでも僕の個人的なイメージなのですが…グレードとしては中途半端。
FAって入門機ではないし、KRONOS2やMONTAGEみたいな最上位機種でもない。
けど、今のRolandではワークステーションでこれ以上の上位機種がないですし。
FAの前のFantomシリーズは上位感があったんですけどねぇ。
思ったより内蔵シーケンサは使わなかった
FAの特徴といえば内蔵シーケンサー。本体だけで打ち込みできるのは魅力。
以前、シンセの内蔵シーケンサーで打ち込みをよくやっていたので、またやってみようかかなと思っていたのですが、DTMやっているとやらないですね(笑)
ただ極めれば、FAの内蔵シーケンサーで曲を作れちゃうのでチャレンジしてみる価値はありますよ(^o^)
今回のまとめ!
今回FA-07の記事はいかがでしたか?
FA-07って、FAシリーズの中でも丁度いい感じのサイズ感だし、鍵盤も07だけ上質だから買ってよかったなとしみじみ思っています。
では、また♪
>>サウンドハウスでFA-07の気になるお値段をチェックしてみる!