【定番EQ】FabfilterのPro-Q3を買ったから魅力に迫るぞ!【レビュー】

はぁ・・・セールの誘惑に負けて、ついにFabfilterの人気イコライザーPro-Q3を買ってしまいました。
だって体験版使っていて使いやすかったんですもの。。。
EQはNeutron2のEQでもういいと思ってたんだけどなぁ(笑)

というわけで、この記事ではPro-Q3のレビューをしてみたいと思います!

目次

なぜPro-Q3を購入したの?

では、なぜPro-Q3を買っちゃったと思いますか?
人気だから?みんなが持っているから?定番だから?

まぁ、否定はできないのですが(笑)
冒頭で言ったようにPro-Q3は体験版を使ったことがあって、なるほど使いやすかったんですよ。
大画面でEQできたりしますし。それに機能も多いですし。

そりゃみんなPro-Q3って言うわけだ(笑)

けど最近、Neutron2 Advancedを導入したので正直この中のEQプラグインでいいかなと思ったんですよ。
機能もそれなりにたくさんあり、Pro-Q3でできることはほとんどできます。
EQ単体でも使えるしプラグイン同士で連携もできる。

けど、やっぱりPro-Q3は使いやすいんですよね。スケーリングにも対応しているし。※1
やっぱり業界の定番というやつは使っておきたいというのはありまして。※2

※1:Neutronは3でスケーリングに対応しましたよ。
※2:KONTAKTよ、お前は別だ。

そうは言っても購入動機はセールがデカいんですけどね。
アニバーサリーセールで4割引きなのは、ついつい買っちゃいます。
Fabfilterはセールはやるんですけど、ここまで安いのはめったにないので買っちゃいました(笑)

Pro-Q3のレビューの前に

EQの使い心地なんですが…
まず現在僕がどんなEQをつかっているかを知ってもらわないと正しく伝わらないと思うのです。
というわけで、今使っているEQを紹介。
(興味ない人は飛ばしてねん♪)

Waves R-Channel

ちょっと前はチャンネルストリップとしてWavesのR-Channelを使っていました。
これは画面がちっちゃいです。前時代的な感じは否定できません。(バンドル入りのWavesプラグイン全般ですが)
あとアナライザーが付いていないのは今どきじゃないですね。

MEqualizer(Free)

Pro-Q3の体験版を使ってからは似たようなフリーのMEqualizerを使ってみました。
アナライザーも付いているし機能も多い。フリーにしてはとてもがんばっています。
ただ被り対策やEQポイントを自動で指摘してくれるなどの機能はないしデザインもいまいちなので定番にはならなかったなぁ。。。

Neutron2 Advanced…のEQ

その後はNeutron2のEQですね。
これはPro-EQ3みたいに他のチャンネルのプラグインと連携できたりして被り対策もできるし、Learn機能でEQポイントも探ってくれます。ダイナミックEQにも対応しているのもいいですね。
スケーリング対応(拡大縮小)していないのが残念ですね。

と、前置きが長くなってしまいましたが、このことを踏まえて比較しながらレビューしていきたいと思います。

Pro-Q3の使い心地は?

それでは…ようやくですがレビュー本編に行ってみましよう♪

画面最大化できて超使いやすい!

Pro-Q3の一番のメリットといえば使いやすさ。特に一番いいとおもったのは、画面が最大化できるということ。おかげで緻密なEQがしやすいです。
特にEQはパラメーターが入り組んでいたりするので、大画面でできるのはとてもやりやすいし効率的です。

一般的なEQなどのプラグインでは画面の最大化はもちろん画面サイズを変えることもできないことが多いです。
(特にWaves。ちっちゃい(笑)話題のNeutron2やOzone8でも現状では未対応)

その点Pro-Q3は大画面できるというアドバンテージがあるので、持っておくとなにかと頼りになるEQです。

フルHD画面で最大化!(伝わるかな?w)これはやりやすい!これならじっくりサウンドメイキングができます。ていうかもうWavesの小さな画面には戻れません(笑)

ダイナミックEQでちょっとしたコンプにも使える

そうなんです。Pro-Q3からダイナミックEQも装備されてさらに高機能に!
ダイナミックEQのついているEQってやっぱりそれなりにお値段がします。
OzoneやNeutronのEQにはついていますが、無料やDAW付属ではまずダイナミックEQは付いていないです。

ダイナミックEQがあれば、特定の周波数帯だけにコンプをかけることができます。同じような機能を実現できるEQにマルチバンドEQがありますが、ダイナミックEQは更に突っ込んだコンプができます。

たとえばキックの鳴りだけにコンプを効かせて音圧を稼いだりなどなど。いろいろなアイデアを試すことができます。
EQのカットと違い、設定音量を超えたらコンプを効かせることができるので自然なサウンドメイキングもできますよ。

ポイントを作ってから近くに表示される▼をクリックしてMakeDynamicでダイナミックEQになります。ダイナミックEQは図の矢印みたいにスレッショルドが表示されます。ここを超えるとコンプが働くわけですね!

一発で帯域プレビューできない。。。

意外に使い勝手がよくないのがポイントのソロプレビューですね。他のEQでは、ポイントを作る前に帯域のプレビューできたりするのですが、Pro-Q3はできないみたいです。

といってもポイントを作ってからできるので、そこまで不便ではないですが…

ポイントを作ってからなら帯域のソロプレビューはできます。ヘッドホンマークをドラッグするだけ!

LRやMSの処理がしやすいし機能も充実!

このPro-Q3は、なにげにLRやMSに分けてのEQができるので重宝してます。
そんなことは今どきのEQならできるじゃん!って思いました?

まぁ、確かに他のEQプラグインでもできます。※
ですが、Pro-Q3は画面を切り替えずに設定できるのがやりやすくていいんですよ。LとRで別々に設定したい場合でも同じ画面でチェックできるんです。これは一目瞭然でわかりやすいです。

※Wavesのバンドルに入っているEQは対応してないです。あとOzone8のEQはできますが、Neutron2のEQは対応していないです。そんなに言うほど対応しているEQってないのかもですね。

あと、全体的なパン振りができるのもあまり知られてないのかもしれません。LRだけでなくMSでのパン振りもできます。なのでちょっと込み入ったこともPro-Q3だけでできるかもですね。

負荷は軽めだと思われ

EQなのでどんどん挿しまくりたいですよね。そこで気になるのは負荷。せっかくいいプラグインでも負荷が重かったら使い所が少なくて残念です。

というわけで、スタワンで負荷を調べてみました。
モバイル使用でオーディオIFなしというふざけた条件ですが、なかなかの軽さのようです。

Neutorn2もあるのでいい比較になるのではないでしょうか?※

※Neutronはチャンネルストリップなので、もちろんEQ単体より重いですがいつもこの状態で使っている人が多いと思い比較対象にしましたよ。

複数PCがOKなのが助かる!

このFabfilter Pro-Q3は複数PCでもOKなのがとてもありがたいです。

自宅のデスクトップPCでじっくりDTMでもノートPCでモバイルDTMでも使えちゃう!
このフットワークの軽さはいいですね!

某Wavesみたいに1PCだけっていうのはちょっとねぇ…時代に合ってないと思います。

※ライセンスはどう謳っているかはわかりませんが、たぶん同一ユーザーの複数PCでOKでなおかつ同時使用しなければOKだと思われます。。。何台までOKかはわかりませんがご自身の判断と責任で試してみてください笑

Pro-Q3買って元は取れたかな?

さて、このFabfilter Pro-Q3の元は取れたのでしようか?

まぁ、音楽制作でまだ利益があるわけではないので本当の意味での元は取れてないですが、買ってよかったと思います。1万円台前半でしたし。

まぁ、業界の定番EQを複数のPCに入れられるってだけで元は取れると思います。この使いやすさを覚えたら他のEQ(特にWavesやDAW付属EQ)には戻れないでしょう笑

ちなみに僕はNeutronとも併用しているのですが、Neutronのミックスアシスタント適用の後にPro-Q3で微調整をしています。
あとMSのEQができるのでキックを「モノでセンター」にしてベースのMのキックと被る帯域をカットしたりしていますよ。

つまりNeutronと役割分担させてます。

NeutronがないとDTMできない体になってしまいましたが、Pro-Q3もないとDTMできないかも・・・ってくらいには使っています(笑)

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