【レビュー】 AIコンプ「Smart:Comp2」で時短コンプやでぇ!【Sonible】

こんにちは!DTM楽しんでいますか?
今回は、最近バージョンアップしたAIコンプのSonuble Smart:Comp2のレビューをさらさらっと行ってみたいと思います!
では、いってみましょう♪

目次

前提

まずは、いろいろ前提条件をはっきりさせておきましょう。
そのほうが読者さんも記事を理解しやすいでしょう。

  • 前作のSmart:Compは使ったことない
  • AI系はNeutron、Ozoneのコンプしか使ったことない
  • 打ち込みメインでDTMしてます

ちなみにこの記事では、まんべんなく特徴をだらだらレビューしません。
いいなと思ったところ、これはちょっと…というところをピックアップしていきます。

SmartComp2の推しポイント

とはいえ、このSmart:Comp2を初めて知った人のために、少しだけ特徴をご紹介します。

AI コンプ

音源を読み込ませるだけで、コンプの設定をしてくれる楽ちん機能。もちろん手動のコンプとしてもOK

Spectral Compression(スペクトルコンプレッション)

2000ものバンドのマルチバンドコンプで、パワーの強い帯域を中心に自然なコンプレッションしてくれる。

基本的な使い方

SmartComp2の基本的な使い方は、やっぱりAIを使ったコンプになるでしょう。

プロファイルの種類を選択して録音ボタンみたいな「●」を押し音源を読み込ませれば完了です!
結果に満足できなかったら、手動で調節もできますよ。

もちろん最初から手動で設定もOKです。

AIコンプの使い勝手ですが、いい感じに設定してくれること多いかな。
プロファイルをちゃんと設定してやればですが。

いいなと思った点

では、まずいいなと思った点を見ていきましょう。

スペクトルコンプレッションでナチュラルなかかり

SmartComp2の目玉機能の一つ。スペクトルコンプレッション。
前述の通り2000バンドのマルチバンドコンプで自然なコンプを実現してくれます。

これがまた自然なかかりで、コンプコンプしない感じが心地いいです。
また、Styleで汚した感じのコンプ感もできるので守備範囲は広いですよ。

逆にコンプで思いっきり潰すって感じはSmartComp2って苦手な気がします。

SmartComp2 スペクトルコンプレッション

充実のテンポラリエリア!

このSmartComp2で意外に便利と思った点は、8個ものテンポラリエリア(一時作業記憶)があるってこと。
これにより比較や一時保存が贅沢にでき、ABテストを繰り返したりできます。

他メーカーですが、Waveでは2つとかはありましたが、8つはなかなかないと思います。
これだけテンポラリエリアがあるといろいろ試せていいですね!

一通りの機能はある

AIコンプと聞くとAIしか能がないと思われるかもしれませんね。

しかし、SmartComp2では、コンプで必要な機能は一通りあります。
サイドチェイン、MS別処理、ゲートエクスパンダー、ソフトニーなど。

つまり、普通にコンプとしても十分使えます。
これだけあれば、困ることはないでしょう。

ボタンひとつでAIの設定に戻れる

これがまた便利なのですが、AIの設定に戻れるボタンがあるんです。
なので、AIの結果をいじくり回しやすくなります(笑)

(NeutronとかOzoneにもつけてほしいなこの機能…)

プロファイル一覧。多くもなく少なくもなく画面に収まってちょうどいい感じです。

視覚化されるので緻密な設定も

SmartComp2は、コンプの効果が視覚化されててわかりやすいです。
どれだけかかっているかもわかるし、アタックやリリースの関係もわかりやすいです。

まぁ、IzotopeとかFabfilterのPro C2を持っていない人は、この手のビジュアルコンプを1台持っておくとなにかと便利ですよ~

アタックやリリースはさらに詰めた設定にも

このコンプ、結構抜かりがなくて、アタックやリリースの設定も変態的だったりします。
スロープのカーブやHoldタイムも設定できます。なので、繊細なコンプレッションもできるんじゃないかと思います。

負荷が軽い

このsmart:Comp2はAI系なのに負荷が軽いのが嬉しいです。
だって、AI系って気軽にトラックにインサートしてガンガン使いたくなりますもの。

残念な点

画面ごちゃごちゃしている

前作より機能がアップしているせいか、画面がごちゃごちゃしている感あります。
スペアナと数値が重なっているので、若干読みにくくなっていたりもします。

あと、コンプのアタックとリリースの設定がつまみではなく数値でいじるので少しやりにくいかも。

SmartComp2

いわゆるマルチバンドコンプではない

少し物足りなさを感じるとすれば、マルチバンドコンプとしては使えないということ。
厳密にいえばSpectral Compressionは、2000バンドでコンプレッションすることで実現している機能ですし、そして、コンプのかかる帯域も限定できるので、マルチバンドコンプではないとは言えないんですけどね。

ただ、意図的に帯域を分けて別々にコンプをかけるといった使い方はできないので、シングルバンドコンプと思っておいたほうがいいでしょう。

その他

拡大はある程度まで

画面の拡大はフルHDでもフル画面にできないですが、コンプなんで必要十分だと思います。

SmartComp2 画面拡大
フルHD画面でフル拡大。まぁ、コンプなんでこれくらい拡大できればいいかな。

初心者にはどうなのか?

このSmart:Comp2はDTM初心者さんにはどうなのでしょうか?

AIでコンプを自動設定できるし、目でコンプレッサーの効き具合がわかります。
なので、初心者さんにはとてもオススメです。

どんな用途で?

作曲のデモで

シンセ素のままでは貧弱すぎるけど、多少音を整えたいなって時にいいと思います。
設定もすぐできますし、音を整えるのも得意ですから。

ミックスの本番で

AIでコンプの設定もできますが、基本的な機能や性能が優れているので、踏み込んだコンプもできますよ。
また、コンプコンプしない感じなんで、積極的に使える場面も多いでしょう。

ていうか、このトラック軽くコンプ掛けたいけど、設定が微妙すぎてわからん!!
…って時でもAI頼みができるのは助かります(笑)

というわけで、ミックスの本番でも活躍することでしょう。

最後に

いやぁ~、めっちゃSmartComp2でいろいろ試してみたくなってきました(笑)
SmartComp2はあなたにも一度触ってみてほしいコンプです。
音楽制作が少しグレードアップするかもですよ?

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