【Rolandソフト音源ガイド】往年の名機からZENOLOGY PROまで!どれを選ぶ?

こんにちは!Rolandサウンド大好き、あんどりゅーです!
Rolandのソフト音源を見ていると、JV-1080、XV-5080、JD-800など往年の名機から、現在型のZENOLOGY PROまでズラリ。うれしい反面、「で、結局どれを選べばいいの?」ってなりますよね(笑)

僕は20歳くらいの頃に実機JV-1080をローンで購入し、現在も所有しています。ソフトウェア版JV-1080、XV-5080、ZENOLOGY PROも実際に使ってきました。
そこで今回はカタログ的に製品を並べるのではなく、「あなたならどのRolandソフト音源を選べばいいのか?」という目線でガイドしていきます!

目次

Rolandソフト音源はどれを選ぶ?まずは結論

最初に答えを出してしまいましょう。
Rolandソフト音源は、単純に「一番新しいもの」や「一番音色が多いもの」を選べばいいわけではありません。欲しいRolandサウンドと、普段の制作スタイルで選ぶのがおすすめです。

こんな人まず選びたい音源
90年代のRoland PCMサウンドが欲しいソフトウェア版JV-1080
Roland PCM総合音源を1本選びたいソフトウェア版XV-5080
JD Pianoなど特定の名機の音が欲しいソフトウェア版JD-800などの復刻音源
ジャンルを問わず素早く曲を作りたいZENOLOGY PRO
Rolandの現在型サウンドを幅広く使いたいZENOLOGY PRO

ものすごく大ざっぱに言えば、「昔のRolandが欲しいなら復刻ソフト音源」「今の制作道具としてRolandを使いたいならZENOLOGY PRO」です。
ただ、ここで困るのがJV-1080とXV-5080。さらに「復刻音源とZENOLOGY PRO、結局どっちがいいの?」という問題もあります。このへんを順番に解決していきましょう。

往年のRolandサウンドが欲しい?じゃあこれ!

90年代から2000年代初頭のJ-POP、アニソン、ゲーム音楽などをコピーしていると、最新の音源では妙に豪華すぎたり、リアルすぎたりすることがあります。
そんなときに強いのが、当時のRolandハード音源を現在のDAW上で使える復刻ソフト音源です。

90年代PCMサウンドならソフトウェア版JV-1080

90年代のRoland PCMサウンドが目的なら、まずJV-1080でしょう。
1994年登場の実機JV-1080は、僕自身も発売当時に購入した思い出深い音源。そのソフトウェア版なので、実機ユーザーとして鳴らしてみても「これこれ!」という感じがあります。

現在の大容量音源と比べると、単音では少し線が細く感じる音もあります。ところがベース、シンセ、ブラス、ドラムなどを重ねていくと、それぞれが必要以上にぶつからず収まってくれる。
一音の豪華さより、曲にしたときのまとまり。これがJV-1080の面白いところです。

90年代J-POPやゲーム音楽を作りたい人、実機JVシリーズに思い入れがある人には特におすすめ。
レビューでは個別トラックから2mixまでデモ音源を用意しているので、「重ねるとどうなるの?」というところまで聴いてみてください。

より幅広いPCM総合音源ならソフトウェア版XV-5080

「往年のRoland PCM音源が欲しい。でも一つだけ選びたい」という人は、XV-5080がかなり強いです。
ソフトウェア版には900以上のプリセットが収録され、ピアノ、ベース、ギター、ドラム、シンセなど幅広いカテゴリーをカバー。とりあえずXV-5080を立ち上げて曲を組み始めるという使い方ができます。

そしてJV-1080との関係も重要です。僕が実際に両方を比較すると、JV-1080側のバンクA~DはXV-5080にも収録され、出音もほぼ同じ。
つまり「JV-1080の先にXV-5080がある」というより、ソフトウェア版ではかなりの部分を共有しつつ、XV-5080のほうがさらに音色を持っているという関係なんですよね。

実機への思い入れなどを一度横へ置いて、PCM総合音源として選ぶならXV-5080。
僕のレビューでも、JV-1080との比較をかなり突っ込んでやっています。

JD Pianoなど狙った音があるならソフトウェア版JD-800

「Rolandの音なら何でもいい」ではなく、欲しい名機やプリセットが最初から決まっている人は、その機種の復刻ソフト音源を選ぶのがいちばん早いです。
代表例がJD-800。僕の場合は、やっぱりJD Pianoですね(笑)

現在のリアルなピアノ音源とはまったく違う音ですが、鳴った瞬間に90年代J-POPの景色が出てくる。小室哲哉さんの音に影響を受けたキーボーディストなら、この感覚が分かる人も多いんじゃないでしょうか。
ソフトウェア版JD-800は、オリジナルの波形を使ったRoland公式の復刻なので、「JD-800の音が欲しい」こと自体が購入理由になります。

ただし、僕自身はまだソフトウェア版JD-800を所有していません。
ここだけはレビューではなく、JD Piano大好きキーボーディストの物欲記事として読んでください(笑)

ちなみにRolandには、かつてGM/GS系のSound Canvas VAもありました。僕もスケッチや昔のMIDIデータで便利に使っていますが、こちらはすでに販売終了しています。
これから選ぶ音源ではないので、本記事では購入候補には入れていません。

JV-1080とXV-5080は迷うよね。選ぶならこれ!

復刻PCM音源を選ぶとき、たぶん一番迷うのがJV-1080とXV-5080です。
実際、僕も両方使う前は「後継機なんだからXV-5080はかなり音が違うんだろう」と思っていました。でも、ソフトウェア版同士を比べると話はもっとシンプルでした。

共通する音色はかなり多い

JV-1080とXV-5080を比較すると、JV-1080の主要バンクA~DはXV-5080にも収録されています。
さらに同じプリセットを差し替えて聴いてみても、出音はほぼ同じ。「JV-1080にしかない別世界のサウンド」と「XV-5080のサウンド」を選ぶような関係ではないんですよ。

逆に言えば、XV-5080を選んでもJV系PCMサウンドをかなり楽しめます。
これから初めて買う人にとって、この重複はかなり重要なポイントだと思います。

実用性ならXV-5080

そこで「どっちか一つだけ買うなら?」と聞かれたら、基本的にはXV-5080をおすすめします。
JV-1080と重なる音色を持ちながら、XV-5080独自のバンクもあり、総合音源として選べる幅が広いからです。

ピアノを探して、次はベース、シンセ、ブラス、ドラム……と、一つのプラグインからどんどん音を選んでスケッチする。
こういうPCM音源らしい使い方なら、XV-5080のほうが「もう少し音が欲しい」となりにくいですね。

JV-1080を選ぶ意味もある

じゃあJV-1080はいらないの?というと、僕はそうは思いません。
実用性だけで測ればXV-5080が有利。でもJV-1080を実際に使っていた人にとっては、JV-1080という機材そのものをDAWの中で使えることに意味があります。

黒いラックフェイスを見て、昔よく使っていたプリセットを呼び出す。僕なんて、楽器屋でローンを組んだ頃まで思い出します(笑)
音源は作業効率だけで選ぶものでもありません。思い入れがあるならJV-1080を選んでOK。そこは胸を張ってロマン買いしましょう。

JV-1080がおすすめXV-5080がおすすめ
実機JV-1080に思い入れがある初めてRoland PCM復刻音源を買う
90年代JVサウンドそのものが目的できるだけ多くのPCM音色が欲しい
機材としてのロマンも楽しみたいデモやスケッチに幅広く使いたい

究極の選択「復刻ソフト音源」と「ZENOLOGY PRO」はどっちを選ぶ?

JV-1080とXV-5080の次に出てくるのが、もっと大きな二択。
「往年の名機を再現したソフト音源を買うか、それともZENOLOGY PROを買うか?」です。

これは音質の優劣で決めるものではありません。
復刻ソフト音源は「その機種の音を使う」ためのもの。ZENOLOGY PROは「Rolandの豊富な音色を、今の制作環境で素早く使う」ためのもの。この違いを押さえると選びやすくなります。

往年のRolandサウンドが目的なら復刻音源

90年代J-POPをコピーしていて「JVっぽい音が欲しい」、TK系で「JD Pianoが欲しい」といった明確なゴールがあるなら復刻ソフト音源です。
最新音源で似た音を探すより、元になったRoland音源を呼び出したほうが早いこともあります。

そして、ここには実用性だけでは説明できない楽しさがあります。
昔使っていた名機をもう一度鳴らしたい。当時買えなかったシンセを今になって使いたい。こういう動機ならZENOLOGY PROと比較する必要すらなく、復刻音源を選んでいいと思います。

制作スピードや幅広さならZENOLOGY PRO

逆に、「特定の名機が欲しいわけじゃない。Rolandの音を幅広く制作で使いたい」という人はZENOLOGY PROがかなり強いです。
アコースティック系からシンセ、ドラムまで守備範囲が広く、プリセットブラウザーも復刻系より圧倒的に探しやすい。僕はまずZENOLOGY PROで曲を作って、必要なパートだけ専用音源へ差し替える使い方もしています。

深夜の2時間DTMやAudioStock、デモ制作など、時間をかけず形にしたいときには特に便利。
「音源を選ぶ時間」そのものを短くできるので、現代の総合音源としてRolandを選ぶならZENOLOGY PROというのが僕の結論です。

さらにZENOLOGY PROはZEN-Coreを採用したRolandハードウェアとつながるのも特徴。
復刻シンセが「昔のRolandをDAWへ持ってくる音源」なら、ZENOLOGY PROは現在のRoland環境をソフトとハードでつなぐ音源という見方もできます。

復刻ソフト音源ZENOLOGY PRO
欲しい年代・機種が決まっているジャンルを問わず幅広く使いたい
往年のRolandサウンドが目的制作スピードを重視
実機への思い入れも楽しみたいプリセットを素早く探したい
ロマン寄り実用性寄り

目的別におすすめのRolandソフト音源を選ぶ

ここまで読めば、だいたい候補は見えてきたんじゃないでしょうか。
最後に「自分が何を作りたいか」から逆引きして、もう一度答え合わせしてみましょう!

90年代J-POP・ゲーム音楽

まず候補にしたいのはソフトウェア版JV-1080。当時のPCM音源らしい音色と、アンサンブルへ馴染みやすいキャラクターが魅力です。
もう少し音色の幅が欲しいならXV-5080。JD Pianoなど狙っている機種の音が明確なら、JD-800などの復刻音源へ直行しましょう。

曲のスケッチ・総合音源

PCMシンセ的に「ピアノ、次はベース、次はブラス」と一台から組み立てたいなら、XV-5080がおすすめ。
900以上のプリセットから幅広く選べるので、音色を細かく作り込む前に曲全体を見たい場面と相性がいいです。

現代的な制作・時短

これはZENOLOGY PRO
音色の守備範囲とプリセット検索のしやすさを含めて、とにかく制作のスタートが速いです。「まず音を選んで曲を前へ進めたい」という人には、一番扱いやすいRolandソフト音源だと思います。

特定の名機の音が欲しい

この場合は迷う必要ありません(笑)
JV-1080の音ならJV-1080、JD-800ならJD-800。欲しいシンセそのものの復刻ソフト音源を選びましょう。

Rolandには今回紹介したもの以外にも、D-50、SYSTEMシリーズ、SRXシリーズなど、往年の音源をベースにしたソフトウェアがあります。
「この年代の、この音!」という狙いがある人ほど、こういう機種別音源は楽しいですよ。

まとめ:あなたに合うRolandソフト音源はこれ

最後にもう一度まとめます。
90年代Roland PCMサウンドならJV-1080。PCM総合音源として実用性まで求めるならXV-5080。特定の名機が目的ならJD-800などの復刻音源。幅広いジャンルで制作スピードを求めるならZENOLOGY PRO。

僕自身が一つだけ実用性で選ぶなら、復刻PCM系ではXV-5080。現在型の総合音源ならZENOLOGY PROです。
でも、JV-1080のような復刻ソフト音源になると、スペック表だけでは決められないんですよね。

僕が実機JV-1080を買った頃、ハード音源は簡単に何台も買えるものではありませんでした。
楽器屋へ行って眺めて、試奏して、カタログを持って帰って悩んで。僕は結局ローンを組んで買いました(笑)

それが今では、そのJV-1080をDAWの中へ呼び出せる。昔使っていたプリセットを鳴らして「あ、この音!」となるし、当時は買えなかった名機だって今なら触れます。
こういうハードシンセの復刻版には、やっぱりロマンがありますよね。

便利さで選ぶのも正解。思い出や憧れで選ぶのも正解。
この記事を読んで「これ鳴らしてみたい!」と思った音源があったなら、それがあなたに合ったRolandソフト音源なのかもしれません☺️

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