【ベースギター音源比較レビュー】MODO BASS 2の良さを初代MODO BASSユーザーに力説してみる【IK Multimedia】

こんにちは! あんどりゅーです。
いかがお過ごしですか?

今回は、ベースギター音源の落し子「MODO BASS 2」をレビューします。
(物理ベース音源といえばMODO BASSっすよね)

最近ゲットしたのですが、使ってみたら初代より結構違っているので、最近はガッツリ使っています。

というわけで、今回は…
「いやぁ~初代のMODO BASSは持ってるけど、意外に使ってないんだよねぇ~」
という、2を見送っていた僕みたいに初代ユーザーにMODO BASS 2の良さを力説してみたいと思います。

なんてったって、音楽制作で実用的な機能が追加されて、さらに魅力的になったからです!
いやマジでMODO BASS 2したほうがいいですよ。
(なんで今までアプグレしなかったのか後悔したくらいです…)

リアルベース音源!物理モデリング音源でベースの高みに!
初代MODO BASS。これが出た時は衝撃的でしたね
目次

アップデートポイント

では、まずMODO BASS 2の主なアップデート項目をざっとおさらいしておきましょう。

  • ベースモデルの拡充。20種類以上。フレットレスベース、アップライトベース(コントラバス)の追加。
  • 演奏表現の改良
  • パターン機能
  • パフォーマンスの最適化

と、いった感じです。

さすがに2にメジャーアップデートなので、インパクトのある追加機能が多いですね!
中でも「ベースモデルの追加」「演奏表現の改良」「パターン機能」などが注目ポイントなのでレビューで掘り下げていきましょう。

新機能レビュー

MODO BASS2の新機能を詳しくレビューいってみましょ!

Bassのモデルがさらに増えたぞぃ

MODO BASS 2になって、ベースモデルが8種類追加で計22種類になりました。
画像にまとめてみましたが、これだけあると壮観ですね!
ベースマニアのお宅訪問みたいです(笑)

これだけのBASSが使えてカスタマイズできるなんて、なんて贅沢なんでしょう(笑)

MODO BASS2で使えるモデル。枠内が2で追加されたもの。え?わかりにくいって?とほほ…
モデル追記
従来モデル
Metal Bass
60’s P-Bass
70’s P-Bass
70’s J-Bass
Modern J-Bass
Devil Bass
Bass Man 5
Rick n’ Bass
Studio Bass
Violin Bass
Thunder Bass
Japan Bass
Flame Bass
追加モデル
Fretless Jazzフレットレス
Fretless Bass Manフレットレス
Upright Studioアップライト
Rockabillyアップライト
Horn Bass
Punk Bass
Fusion J-Bass
Aluminum
ベースのモデル一覧

フレットレス ベースが追加された!

今回のバージョンアップで、フレットのないフレットレスベースが追加されました。
(進次郎構文)
そういえば前作ではフレットレスベースなかったんですね(気づかなかった(汗))

これで雰囲気たっぷりのフレットレスベースも楽しめます(笑)
2時間DTMやっていると意外にフレットレスベース使いたい時ってあるんですよね。
追加されてありがたいです。

あと、シンセベースとレイヤーさせやすくなって嬉しいテズ。
レイヤー時にフレットの音が邪魔だったんですよね。
けど、フレットベースなら積極的にレイヤーさせられます(ニヤリ)

ちなみにフレットのあるベースもフレットレスにできるのです。
ゾクゾクしてきますな(どちらのサンドウィッチマン?)

アップライトベースが追加された

そう、あのアップライトベースも追加されました。(どのだよ(笑))
あぁ~そうきたかって感じです。

クラシックだとコントラバス、その他ウッドベースアコースティックベースといろいろな名称で呼ばれている(まぎらわしい)楽器ですね(笑)
それだけ、様々なジャンルで使われているので、利用範囲が広くなります。

アップライトベースを使うとなるとどの音源にしようかな~って迷うことが多かったのです。
今回の追加でMODO BASS 2に決め打ちできるようになりました。
ベースギターなら、(つまりシンセベース以外)どんとこいって感じで頼もしくなりました。

パターン機能も追加された

そうなんです!パターン機能が追加されました。
僕的には、これがわかりやすく嬉しかった追加機能です。
(ていうか、そういえばこの機能無かったなって今気づきました(笑))

もちろん、DAWにドラッグアンドドロップでMIDIエクスポートにも対応しています。
だから、パターンの改造も簡単にできますね。
今どきって機能ですなぁ~

DAWシンクの切り替えボタンが便利

他にも、個人的に小憎い機能だなぁと思った機能があります。
それは、DAWシンクの切り替え機能。

「ん?パターンをDAWテンポに合わせるのって普通じゃん?」って?
ノンノン。
それを解除できるのが素晴らしいのです。

つまり、パターンの想定されているテンポでプレビューできるんです!
これ、わかりますか?
DAWのテンポを変えなくても、どんなテンポの曲作ろうかな~ってベースのフレーズから作れるんです。
これめっちゃ欲しかった機能!なかなか対応しているプラグインないんですよね。
(手持ちのプラグインでは初めて)

プレビュー操作も快適!

操作もしやすく、パターンを選択して再生したら、上下矢印キーでどんどんプレビューしていけるのもポイント高いです。
プレビューするのに煩わしいと制作にストレスがかかるので、こういう工夫はありがたいです!

いやぁ~小憎い小憎い!

パターン機能の画面。もちろん、ドラッグアンドドロップでMIDIにエクスポートできますよん

1と2の画面比較レビュー

ここでMODO BASS1と2の画面比較といきましょう。

MODEL

ベースモデルの選択画面の『MODEL』。
パッと見はあまり変わっていませんが、どうなんでしょ?(聞くなよ(笑))

よく見ると所々改良点がありますね。

まず、モデル名が分かりやすくなってますね。これは意外に重要ポイントかも。
外見とモデル名が結びつけやすいです。

あと、一番下部の鍵盤とフレット画面が小さくなっているかな?
新しく機能バーがついたから小さくなったんですね。


PLAY STYLE

奏法関連のパラメーター調節画面です。
UIは控えめになっていますが、パラメーターは基本同じですね。

STRING(Strings)

弦関連の画面です。
フレットレスにする設定もここでできます!

ELECTRONICS

ピックアップ関連の画面です。
UIが多少違いますが、基本的に同じですね。

STUDIO(Amp/Fx)

アンプの設定画面です。
表現が違うところもありますが、ほぼ同じですね。

CONTROL

キースイッチやコントロールの設定画面です。
基本同じですが、項目が増えているのでは??

デフォルトに戻すボタンも装備されていますね。
これは地味に便利な気がする。

サウンドを前作と比較レビュー!

なんだかんだ言って、前作とのサウンドの違いが気になりますよね?
では、簡単なフレーズで比較してみましょう。

MODO BASSを立ち上げた状態(デフォルト)で演奏方法だけ変えて録ってみました。
前半2小節はMODO BASS1、後半2小節はMODO BASS2です。
フレーズは下の画像のようになります。
(裏で軽くドラムを鳴らしています)

Fingerモード。変わり目が分からないくらい違いがないですね。
Pickモード。ヘッドホンだと変わり目が分かる感じ。ちょっとマイルドになった?
Slapモード。1ってこんなにベンベンした感じだったっけ?(笑)2は大人しすぎる気がするが、1の音がベンベンし過ぎなような…

今回の1と比較音源では2の良さがあまり引き出せなかった気がします(おぅ…)
実際使っていると、ナチュラルなベースサウンドって感じがします。
本物感が高くなってます!

その他サウンドサンプル

MODO BASS 2のその他比較レビュー

使い勝手は良くなったかな?

MODO BASS2前作よりも使い勝手は良くなったのでしょうか?

正直使い勝手は、そこまでかわらないです。
UIが若干リニューアルされたかな?って感じです。

ただ、奏法のデフォルトキースイッチが変更されているのが地味にグッドでナイスな改良点だと思います。
前作では、奏法は「F#0 G#0 A#0」に割り当てられてました。
今回のMODO BASS 2では、黒鍵で一つ下に移動しました(C#0 D#0 F#0)。
これによって、5弦以上のベースにしても干渉しにくくなりました。

演奏鍵盤ギリギリにあると、間違って押してしまい誤作動の元でした(僕だけ?)
まぁ、直感的ではなくなったかもですが。

あとは、通常画面の下部のフレット/鍵盤部が使い勝手良くなりました。
鍵盤画面を広げて、キースイッチの状況も確認しやすくできます。

パターンプレビューのプルダウンも常時表示されているので、気軽にサウンドチェックもできます。
あとは、ベロシティーの反応も調節できるので、簡単に演奏の強さを変更できたり。
(これらはとても便利)

とまぁ、いろいろ考えられてるなぁ~って感心しちゃうMODO BASS2でした。

4K画面のフル拡大は?

4K画面フルにはならないですが、まぁまぁ一杯になります。
たぶん、前作からだと思いますが。

これだけ拡大できると4Kでも見やすくていいですね!

4Kスケーリング100%での、最拡大。画面いっぱいには表示できます。まぁ、前作もですが😊

負荷

前作と負荷は変わったのでしょうか?
計測してみたら、ほとんど同じでした。

MODO BASS 2は負荷は気にすることはないでしょう。
前作と同様の負荷で楽しむことができますよ😊

導入からライセンスまで

では、MODO BASS 2を導入するには、どうすればいいのか。
PluginBoutiqueでの購入の場合をざっくり説明しましょう。

STEP
PluginBoutiqueの商品ページより購入

MODO BASS2のページより購入します。

おまけを選ぶのも忘れないように(笑)
前回まででたまっているポイント(Virtual Cash)を使ってもいいですね😊

STEP
IK Pruduc Managerでレジストレーションからインストールまで

お持ちのIK Pruduc Manager(メーカーの製品管理ソフト)でレジストレーションからイントールまでできますよ。

STEP
DAWでスキャン

DAWでプラグインのスキャンします。めでたくDAWが見つけてくれたら、完了です!

僕の場合、StudioOneで試みたのですがDAWが認識してくれませんでした。
いろいろ試してVST3からVST2に切り替えたら、DAWが見つけてくれました。
ていうか、StudioOneの場合、VST3のデフォルトのパスじゃないとダメなケースもあるようですよ。

1ユーザー何台まで使えるの?

MODO BASS 2は、1ユーザー10台まで使えますよ。IKさんは、こういうところ太っ腹ですね!
これならモバイルでも使えて捗ります!

ちなみに、MODO BASS 1とは別のプラグインとして扱われるので、前作で作った曲データには影響はありませんよ。

こんな人にmodo bass 2

MODO BASSをアップグレードした方がいい人をピックアップしてみました。

Bassパターンがマンネリしている人

MODO BASS2ならパターン機能があるから、ベースフレーズの勉強にもなりますよ。
DAWにMIDIエクスポートできるから、実践でも頼もしい相方になることでしょう。

簡単打ち込みでそこそこのリアルベースしたいズボラな人

曲のスケッチなど、とりあえずベタ打ちでもそこそこの音が出せます!
1だとそれにしても…って時もありましたが、2では大丈夫です(たぶん)
まぁ、スケッチでもパターン機能使えばいいんですけどね。

ベース音源を決め打ちしたい人

MODO BASS 1では、フレットレスベースやアップライトベースがなかったので、守備範囲が狭く感じました。
けど、今回の2でそれらも装備されたので、ベース音源ならこれって決め打ちできます。
といっても、シンセベースは入っていないので、それはそれって感じですが…

最後に

最後までご覧いただきありがとうございます。

MODO BASS2の魅力を熱く語っみましたが、伝わりましたでしょうか?
バンドサウンドを作るDTMerは一つ持っておきたい熱い製品ですよ!

と言ってまずが、実はMODO BASS 2 CSっていう無料版もあります。
モデルが1種類しか使えないですが、MODO BASS 2の機能はほぼすべて使えます!
CSから試してみるのも手ですよね。
(漢ならいきなりMODO BASS 2ですが(笑))

MODO BASS2 CSはお持ちのIK Product Managerからダウンロードできますよ。
https://www.ikmultimedia.com/products/modobass2/index.php?p=versions

とはいえ、やっぱりリアルなベースをいろいろ使えるのがMODO BASS 2の魅力。
2024年7月31までセールで9,000円を切る値段で購入できますよ。
(残念ながらアプグレ版はないようです)

リアルベース音源!物理モデリング音源でベースの高みに!

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