【サンプルリズム音源】「Bloom Drum Breaks」は、ごきげんオニギリリズム音源だったレビュー【Excite Audio】(一応音源あり)

こんにちは!あんどりゅーです。
今回は、Excite Audioの「Bloom Drum Breaks」というプラグインをゲットしたのでレビューしていきます。

え?なにその「Bloom Drum Breaks」って?
簡単に言うとブレイクサウンドをプレイするリズム音源…というよりビート音源。
ドラムループをスライスしたのを再構築して楽しもうぜ!ってプラグインです(勝手に言ってみた)

とはいえ、概念を説明するのが骨が折れるので、この記事を最後まで読んでみてください。
なにかうっすら分かると思いますよ()
とにかく音楽制作にもかなり使えるプラグインなのでチェックすべし!

では、いってみましょう!

目次

概要

まずは、Bloom Drum Breaks(以下BDB…にしたいけどしません(笑))がどんなプラグインなのか概要に迫ってみましょう。

どんなプラグイン?Bloom Drum Breaksの主な特徴

Bloom Drum Breaksは、Excite Audioというプラグインメーカーのドラムマシンです。

※同社のLifeline Consoleは以前レビューしましたよん。

さらにどんな特徴があるのかというとこんな感じ。

・サンプルベースのリズムマシン
・ドラムンベースやブレイクビーツやヒップホップのリズムドラックに特化
・スライス単位でも再生できる
・リアルタイムで遊べる機能たくさんあり

というわけで、PCM音源のリズムマシンではなく、しかもドラムループの一部分割や再構築してリズムを作るプラグインです。
サンプル音源なので、PCM音源よりもワイルドで活かしたサウンドでございます。

予算

気になるのは予算ですよね。

だいたい3000円~10000円くらいでしょうか。
この数字は、Lete版のセールからフル版の価格帯です。

おサイフに制限のあるパパDTMerでも手が届く予算になってます(笑)
セールだとさらに少ない予算から楽しめますよ!

なぜ気になったのか。

では、なぜ僕はBloom Drum Breaksが気になったのでしょうか?

いやぁ~、前からドラムのループっていいのが見つからない事が多くて。
曲のバックで薄っすら鳴っているパーカッションループとか、歌モノのサビで実はレイヤーで鳴っているドラムのループとか。
探せばあるけど、なかなかこれって言うのが見つからないのですよ。

んで、このBloom Drum Breaksなら実現できるんじゃないかな?って白羽の矢を立てたわけです\(^o^)/

できることできないこと

では、Bloom Drum Breaksの代表的なできることできないことをまとめてみましょう。

できること

・MIDIでのサンプル、フレーズの再生
・サンプルのスロー、倍速、逆再生のキースイッチ
・サンプルの割り当て、編集
・フレーズの再構築
・エフェクターでの音作り

まぁ、一通りの編集はできるし、音作りも結構できます。
では、できないことは?

できないこと

・外部サンプルの読み込み

大変残念ですが、外部サンプルの読み込みはできません。
自分で用意したドラムループを使えたら良かったのですが、現状は内蔵ループだけになります。
ドンマイ俺(楽しみにしとったの?笑)

使い方と画面ツアー

では、Bloom Drum Breaksの使い方を画面で追ってみましょう。もちろんレビューも。

メインページ(デフォルト)

まずは、メインページ。プラグインを立ち上げると最初に表示される画面ですね。

基本的に入力したノートに対応したループやサンプルが再生されます。
キースイッチもあるので、シンセのドラムマシンではできない技を繰り出すこともできます。
(特にリバースは楽しいです(笑))

まんなかのキューブは再生に合わせてアニメーションしますよ。

メインページ。真ん中のキュープのアニメーションが印象的。同社のLifeLine コンソールなどとテイスト同じですね😁

ここで使い方!

このプラグインの肝はメイン画面。
(初心者さんには初見殺しかもですね(笑))

一番良く使うのは、メイン画面下部の画像のエリア。
真ん中のおにぎりの列が鍵盤を模しています。
(おにぎり食べたい)

画像の数字の並びでこんな意味があります。
ちなみにA~Eはスライスが再構築された5種類のフレーズ再生。
2オクターブの白鍵は14種類のサンプル(スライス再生)です。

  1. キーを選択
  2. バンクセレクター画面へ
  3. キースイッチ(スロー再生)
  4. キースイッチ(倍速再生)
  5. キースイッチ(リバース)
  6. キースイッチ(ピッチダウン)
  7. キースイッチ(ピッチアップ)
  8. ランダマイザー
  9. エフェクターの表示

つまり、これらをつかってビートメイクしていくわけなんですよ。
フレーズもその分割されたワンショットサンプルもMIDIで同時にできる、しかもテンポやピッチで遊べちゃう最高に楽しいビートメイクツールってわけです\(^o^)/

バンクセレクター

メイン画面の鍵盤左の二重横棒のアイコンからバンクセレクターという画面にいけます。
(おにぎりの食べ放題!!(違う))

バンクにあるサンプルを鍵盤にアサインできます。
サンプルごとにできるので、いろいろなパターンを仕込めますよん。

一番下の列のおにぎりは鍵盤やMIDIで演奏できます。
上のたくさんのおにぎりからドラッグしてアサインします。
(右の6つの点アイコンをドラッグでバンクごともできます)

※二重の棒なので、ハンバーガーメニューならぬ「寿司メニュー」に見えてしまいます。

おにぎり工場画面。おにぎりいかがっすかぁ~(おい)。じゃなくて、バンクセレクター画面。白むすびもいいですよね()

エディットページ

エディットページでは、白鍵にアサインさせたサンプルや黒鍵のサンプルを編集できますよ。


上の「サンプルエディット」は、白鍵に入ってるサンプルのエディットできます。
ドラムループのどこを切り刻んだサンプルをどう再生させるかなどを指定します。
アタックやリリースやパンなどきめ細かく指定できるのでかなり作り込めますよ。

次の段のフレーズプレイヤーでは、黒鍵ごとにどういう並び順で再生するかを指定。
ただ並べるだけでなく、ピッチやベロシティーなどのモジュレーションも設定できます。
これは遊べますよ(こっそり)

エディットページ。

プリセットは?

Bloom Drum Breaksのプリセット数は250(Liteは75)とまぁまぁあります。
多すぎるってこともないですし、ジャンルごとに分かれてるいるので探す手間はそれほどかからないと思いますよ。

音源コーナー

Bloom Drum Breaksがどんな音が出るのか知りたいですよね?
というわけで、Bloom Drum BreaksのデフォルトのINITプリセットの音を白鍵一つずつ鳴らしてみました。
サンプルの小節数に合わせて次をならしています。(下の画像のピアノロール通り)

もちろん、ミックスプラグインは使ってなくて録って出しの音ですよ。
使い勝手の良さそうなサウンドですよね😁

BPM120で再生です!

Lite版との差は?

Bloom Drum Breaksは、Lite版もありますよ。

機能Lite版フル版補足
プリセット数75250ジャンルやテンポ別に厳選されたプリセット
サンプル数56112クラシックブレイク、オリジナルブレイク、ワンショットなど
定価約5000円約10,000円期間限定セール価格もあり
Lite版との数量的な違い

機能の違いは、こんな感じです。
いろいろありそうですが、LITE版でも基本的な機能は揃っているので、お試しから入るのもいいと思います。

Lite版でできないこと一覧

  • サンプルバンクビュー/ドラッグ&ドロップ
  • サンプルのランダマイズ
  • サンプルエディット・パラメーター
  • 再生の方向選択/プレイバックモード
  • フレーズプレイヤー・セクション
  • トリガー/ランダマイズ・サンプル・シーケンサー
  • ランダマイズ・モジュレーション・カーブの描画
  • 3つのFXモジュール
  • グローバル・トーン/DryとWetのコントロール

SONIC WIRE様のページのデータを元に作成

負荷はどうかな?

このプラグインの負荷はどうなのでしょうか?
ノートPCなど限られた性能でDTMをしている人は気になりますよね?

とはいえリズム音源なので、そこまで負荷はないかなぁ~って思っていたらどっこい!
下の画像は、Studio Oneのパフォーマンスモニターなのですが、使っているプラグインの中では一番負荷がありますね。(他のプラグインと相対的にみると把握しやすいです)
たぶんエフェクター部分の負荷が大きいのかなぁ?

普通にDTM用に強化しているPCでは問題ないでしょうが、そうでない場合は気をつけたほうがいいのかも。

※ちなみにRyren 7 5700X メモリー64Gでソングのレートは44kHzです。あるDTMerのCPU交換記 2022 その2【CPU換装作業編】

おおっとBloom Drum Breaks選手!見た目違ってCPUに負荷をかけてます!

4K画面

では、このプログで恒例の4K画面での最拡大はどこまでできるのかを見てみましょう。

おっと、意外にフルHD相当までみたいですね。
まぁ、そんなに困ることはないけど、やっぱり大きい画面だとテンション上がりますからね~
これからのバージョンアップに期待です😁

スケーリング100%での4K画面での最拡大テスト。うーん、迫力にかけますなぁ。

画面ツアー

では、残った画像で画面ツアーと行きましょうか(残り物みたいじゃん(笑))

インストールから、説明できなかった画面までありますよ。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。

というわけで、Excite AudioのBloom Drum Breaksのレビューをしてきました。
ガッツリビートが欲しい時もいいですが、曲中のちょっとした時にも使いやすいビートサンプラーだなと思いました。

え?Lite版と迷ってるんですか?
Lite版買ってから、あとでアプグレ版を買うという選択肢もあります。

迷いどころかもしれませんが、この価格帯ならフル版にいってもいいと思いますよ。
2024年3月いっぱいはセールやってますし。
(プラグインブティック限定で30~40%セールやってますよ)


では、また♪

簡単ビートメイクプラグイン!フル版

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