【iZotope】Neutron4は新機能がたくさんで嬉しいけどちょっと重くない??って話【3との比較メインでレビュー】(AI チャンネルストリップ)

こんにちは!あんどりゅーです。
Neutron4が発表になりましたね。

【ついに!】iZotope Neutron4が出たどー!【そして物欲】(AIチャンネルストリップ)

勝手に右手が動いてしまい、思わずゲットしてしまった(笑)
僕は、Neurton2からのユーザーでしたのでとても楽しみでした!

で、実際使ってみました。
やっぱNeutron4いいわぁ…(うっとり)

というわけで、今回はNeutron3との比較をメインにあんどりゅーさんがレビューしてあげましょう(上からだな)

なので、僕みたいに3を持っていて4に興味あるDTM中級者以上を対象にお送りします!
(後日初心者さん向けに記事を書く予定です)

特に今回は、詳細にレビューするのではなく、いち既存ユーザーとして気づいたことを深掘りしてレビューしていきたいと思います!
あ、比較音源はまだないので、また後日です😓

Neutron4レビュー 結論
  • UIが今風になった
  • トラックアシスタントが簡単に
  • 新モジュールでかぶりの処理ができる
  • パンチや歪みにも対応したから幅広い音作りも
  • 負荷は重くなったので気をつけましょ
  • 既存Neutronユーザーはいっときましょ(笑)
目次

Neutron4レビュー!UI編

僕は、見た目も気にするタイプの人間なんで、UIも気になります。
というわけで、Neutron4のUIからレビューします(笑)

今風のデザインになった

まず注目したいのは、UIが今風になりました。
遠目で見ると、変わらないですが、角が取れて丸みがあったり、つまみの周りがなだらかに盛り上がっていたりします。
今風のプラグインっぽい感じだなと思いました。
(最近レビューしたThe SUBもこんな感じだったような)

これシャレオツでいいですねw
立ち上げると少しだけテンションがあがります😊

トラックアシスタント編

Neutronといえばトラックアシスタント。トラックアシスタントといえばNeutronですが(一緒やん)、果たして4になって同進化したのでしょうか?
既存のユーザーには一番気になるところではないでしょうか?

トラックアシスタントがワンタッチになった

まず一番の特徴は、ボタンひとつでトラックアシスタントが掛けられるようになりました。
Neutron3の場合こんな具合に地味に手間がかかっていましたよね。

  1. MixAssistanボタンクリック
  2. トラックアシスタントミックスアシスタントを選択
  3. 楽器のタイプスタイル強度を指定してトラック再生

こんな手間を使うトラックの数だけやっていたのですね。
かき出すとめんどい事やってました…※1
(実際めんどかったw)

それが今回Neutron4ではワンタッチ※2でできるようになり、手間がかなり減りました!
これで制作が捗りますね~(笑)※3

※1:ていうか、ミックスアシスタントとの選択はいらなかったんじゃないでしょうか?ビジュアルミキサーからやればいいだけで…
※2:エッチ、スケッチ…
※3:だけど良いことだけではないんだな。後述しますが。

左の輪っかがトラックアシスタントボタン(アシスタントビュー)。右の映画のカチンコみたいなのが従来の画面に切り替えるボタン。

トラックアシスタントの解析中画面がおしゃれに??

トラックアシスタントを掛けている時ってNeutron3は英語で進捗が表示されてました。
これ地味にカッコよくて好きだったりするのですが😊

Neutron3のトラックアシスタント解析画面。進捗を教えてくれるのが昔のPCの立ち上げ画面みたいで好きです(個人的性癖)

それがNeutron4になり、トラックアシスタント解析中はなんか丸が幾何学的にウニョウニョするようになりました(笑)
(説明が難しいw)

僕としてはブラックボックスになってしまったので少し退屈です。カッコいいんですけどね。
Neutron3の方がやっぱ好きかな。

トラックアシスタント解析後の調節がしやすくなった!

トラックアシスタントの解析が終了すると、以下のような画面になります。
この画面でトラックアシスタントの結果をさらに調節できるようになりました。
(僕は3までは、ほぼやりっぱなしでした…😓)

どこかで見たことあるグラフ…

この画面をみてアイゾトピアンの方はお気づきでしょうか?
そうです。同じくiZotopeのTBC(Tonal Barance Control)のグラフと一緒ですね。
(美容クリニックのTBCとは違います。あ、知ってました?w)

楽器ごとの一般的な帯域分布が帯になっていて、スライダーを上げていくと理想の分布に近づけるって感じです。

で、トラックアシスタントで違う楽器が選ばれたとしても、左の楽器ジャンルから選び直すこともできます。
(けど、それってNeutron3の時のトラックアシスタントの設定が後になっただけのような…)

その他にも「パンチ歪み音像」の広がりを調節できます。
これらのパラメーターは、各モジュールのパラメーターに反映されます。

とにかくトラックアシスタントしてからの微調整がしやすくなったというのはいいですね。

トラックアシスタントのサウンドの変化は?

気になるのは、トラックアシスタントのサウンドの進化です。
いやぁ~、4になったからには良くなって欲しいところですよね。

一番いいのは音源での比較ですが、音源を作るのはまた今度の機会にして…(お待ちくださいな)

Neutron4のトラックアシスタントは少し試したのですが、3と違い変化するトラックもあるって感じですね。
劇的に変わるといったものはないです。

Neutron3をすべてのトラックを挿してトラックアシスタントをした曲を4に差し替えると若干変わると印象です。

ですが、アシスタントビューで微調整してやると断然変わります!!
全自動ではやっぱそれなりですね。
調整しやすくなったし、少しは手をかけてあげましょうかね😊

モジュール編

エフェクターモジュールはどんな風に変化したのでしょうか?

Unmaskモジュールが追加

まず、モジュールはどう変わったのかみてみましょう。
モジュール数的にはNeutron3 ADVANCEDとはほぼ変化はなく新たにUnmaskモジュールが加わったくらいです。

とはいえ、このUnmaskモジュールが実はなんと目玉機能のひとつだったりします!

Unmaskモジュールで動的なマスキング処理できる!

このUnmaskモジュールってなんだと思いますか?
難しい問いですよね~(んなわけあるかぁ(笑))

そう、その名の通りトラック間の帯域の被り(マスキング)を解消するモジュールです。
え?Neutron3にもそんなのなかったって?

確かにイコライザーにマスキングメーターはありました。
けど、このUnmaskモジュールはマスキングを自動で除去してくれる優れもの!

動作としては、動的なダイナミックEQ的な感じかな?
対象トラックからセンドを送ってサイドチェイン入力を使って作用させます。

そう、Neutron3のマスキングメーターはNeutron3やRelayといった通信対応プラグインを挿していないとだめでした。
これはサイドチェインでOKなんで気楽にできますよ。

効き加減や効かせる帯域を限定できるのもミソ。柔軟にできるので、スッキリしたトラックも作りやすいんじゃないかなと。

Unmaskモジュールに弱点??

まぁ、Unmaskモジュールは、とても魅力的な機能なのですが、いくつか弱点も発見しました。

それはMSなどのステレオ別での処理ができないこと。
Neutron自体が対応していないので仕方ないですが。
(僕はベースとかボーカルによく使うんですよね)

あとは、このモジュールは負荷が高めということ。
後でも触れますが、チャンネル・ストリップのNeutronらしさがないかなぁ。

まぁ、普通に使う分にはとても便利ですが、気軽に突っ込んだりできないかもって話です。

BassのトラックをKickのサイドチェインをトリガーにアンマスクしてます。これは便利ですね!

コンプレッサーにパンチモード、そしてオシロスコープ機能が追加!

コンプレッサーには、パンチモードが加わりました。
今までのModernVintageというモードがタブ表示になりPunchというタブも出現!

パラメーターは、Punchモードだけ異なります。
Thresholdがなくなり、代わりにAmountやアタックやサスティンといった、トランジェント系のパラメーターになります。

Modern/Vintageモードは、アタックやリリース、レシオといった通常のコンプパラメーターのままですよ。
(切り替えても値を引き継げる)

で、このPunchモード実際どうなのでしょうか?
たしかにパンチは加わりますが、そんなに手放しでいえぃ最高!って風にはならないと思います(笑)
トランジェントは変わるんで使うとは思いますが。

オシロスコープでコンプの効きを波形で確認できるようになりました!なんとなく痛そうな波形ですねw

エキサイターの歪みにTrashモードが強強!!

エキサイターモジュールも強化されたんですよね。
なんとTrashモードという、iZotopeの歪み系プラグインTrash2の代表的な歪みを堪能できる機能が入りました!

これもClassicと切り替えて使います。
Classicと同様、パッドで4種類の歪みをブレンドできるのも魅力です。
(OverDrive/Scream/Clipper/Scratch)

このTrashモード。結構過激にかかります(気持ちいいくらい)
しかも破綻しにくいので使い勝手はいいです。

せっかくパッドになっているのでオートメーションで飛び道具的に使うのもいいでしょう。
マルチバンドで使えるのもNeutronのいいところですよね😊

こういう攻撃的な音作りができるようになったのもNeutron4の魅力であります!


その他モジュールは変化なし?

その他のモジュールも見てみましたが特に変更点はないように見えました。
使い勝手も一緒です。

うーん、僕個人的にはEQを強化してほしかったので残念ですね。
EQの操作性、機能性は専用EQには劣るかなぁ~と。
確かにサイドチェイン対応していたり、ダイナミックEQマスキングメーターなど普通に使う分には必要十分の機能は入っています。
なのですが、正直、MS非対応で操作性もいまいちなので改善して欲しいところです。
(ズバリ言いましたわよ!)

これを強化してくれれば、手動EQもNeutronでできるかな~なんて企んでいたのですが…

とはいえ、込み入ったEQでない限りNeutronのEQでもいけると思いますよ。

その他

負荷は重くなった…

Neutron4の負荷はどうなのでしょうか?
チャンネルストリップなので、全チャンネルに挿すことも想定されますから軽いほうがいいですよね。

気になる結果は!?

残念ながら、Neutron4はNeutron3に比べて重たくなったようです。
しかも、倍くらい重い印象です。
※StudioOneのパフォーマンスメーター上で

特に目玉機能のUnmaskモジュールを使うとOzone並みに重たくなるようです。
複数の条件で確認
せっかくの新モジュールですが、気軽に使うのはむずかしいようです。

せっかくNeutron2から3で軽くなって喜んでたのにまた重たくなったのか…。残念です。
まぁ、これはアップデートで改善されるかもしれませんが、重たいチャンネルストリップは積極的に使わなくなって忘れてしまいそうになりそうなんですよね。

StudioOneのパフォーマンスメーターでの一例。この数字上では倍以上の負荷になっています。しかも、赤線のBassトラックのNeutron4はUnmaskモジュールを使っています。おいおい、Ozoneより重いじゃないかよ(;´Д`)

負荷の調節がしにくくなった

重ためなNeutron4ですが、それでもNeutron3と同じタイプのトラックアシスタントなら、まだ回避する手段はありました。
トラックアシスタントの設定で、かかり具合をlight(弱め)にすればいいのです。
そうすれば使われるモジュールが少なくなるので軽くすることもできました。

しかし、Neutron4ではそうすることができないのでトラックアシスタントを使う場合は逃げ道がほぼ無いですね。
(要らないモジュールを削除するなど)

それか…手動で使うかですね。
それでも十分に戦力になるNeutronですが、アドバンテージはそこじゃないはずだぞ君(笑)

Neutron4レビューの最後に

さて、新たにリリースされたNeutron4レビューいかがでしたか?

僕としてNeutron3ユーザーにおすすめできるかどうか悩むところです…。
そうですね。確かに魅力的機能が追加されて面白いです。
いろいろ試す選択肢は増えました。

けど、負荷が高めなので、PCパワーに自信がない人はまだ買いどきではないです。
Neutron3と同じ感覚で全トラックに入れるというわけにはいかなさそうですよ。
しばらく待ったほうがいいでしょう。

PCパワーに余裕があって、Neutron好き好き♡な人はいっときましょう(笑)

ちなみにグレードがなくなって、みんなADVANCEDみたいなモノなので気をつけてくださいね\(^o^)/

あ、そういえば音源のっけてなかったですね。
ビフォーアフター音源を載せてなかったので、今度はそれを特集してみたいですね。

ではまた♪

※追記:は、2023年9月現在も愛用し続けてますよ。中毒性高いので気をつけてね(笑)

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