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【レビュー】Sonnox Oxford EQ はシンプルに見えて老舗のこだわりをビンビン感じる透明感がサイコーEQですわ!【DTMプラグイン】

こんにちは!みんなのアイドルあんどりゅーです(コラw)
DTMナイト楽しんでいますか?

今回は、またもや素敵なアイテムをゲットしました。
これはなかなかの掘り出し物だと思います。

それは、Oxford EQ
これね掘り出し物だと思います。

ではレビューいってみましょう♪

トランスペアレンスなEQの世界へようこそ。これがあのデジタルコンソールSony OXF-R3のEQでございます。
目次

おさらい

Sonnox Oxford EQについてざっと説明しましょう。
このプラグインは、リリースはとても古く、2000年代初頭に登場しました。
今なおプロの現場で愛用される透明感と精密さを誇るEQプラグインだったりします。

このEQは、一見時代遅れのごく普通のEQに見えます。
だがしかーし!只者じゃないのです。
コンソールのEQ部分を抜き出してモデリングした正統派EQなのです。
そして、元になったのは、1990年代後半に登場の伝説的なデジタルコンソールSony OXF-R3

OXF-R3は、映画音響やクラシック音楽の制作で高く評価され、透明な音質と細やかな帯域処理でプロの信頼を集めていました。
そんなOXF-R3を設計したOxfordチームが作った至高のEQプラグイン…それがOxford EQってわけです。

つまり、SSLでいうSSL Native Channel Strip 2と同じような立ち位置の正統派プラグインなんです。
欲しくなってきたでしょ?(笑)

素朴でレトロな見た目だけど、原音を損なうことなく、帯域ごとの自然なカーブで音楽的な調整を実現します。
ボーカルやアコースティック楽器はもちろん、ミックス全体やマスタリングの細かい調整にも対応できる、その実力は間違いなくトップクラスです。

じゃーん、これがOxford EQだっ。え?地味?わかってないなぁ(笑)

なぜ気になったの?

透明感のあるEQ

もちろん、Infratorの感触が良かったのもあります。
なんか透明なEQっていうのがOxford EQらしい。
で、ChatGTPと会話していて、今やっているデジタル系の音楽の上モノって透明なEQがいいんじゃないかなって興味が出てきました。

デジタルコンソールのEQ

コンソール系のEQエミュって多いけど、OXF-R3のようなデジタルコンソールのエミュって珍しいと思うんです。
んで、シンセ中心のクリアな音を狙いたいサウンドに相性いいんじゃないかなって。

かなり前からのEQ

DTM黎明期からある今も現役のEQって気になりませんか?
今も残っているっていうことは、なにか理由があるんですよね。

デザインとUIに迫る!

さてさて、Oxford EQのUIはどうかな?

レスポンスディスプレイ

上部のEQカーブ表示エリアをレスポンスディスプレイというのですが、これがまた色合いがいいですね。
青空に虹がかかっているみたいな爽やかな色使いです!

これだけ古いEQだとこのレスポンスディスプレイでバンドの操作できないんじゃないかと思われそうですよね。
それは大丈夫です!
ちゃんとつまめたり、ホイールでQ値の操作などができますよ。

あとゲインのレンジもメニューから変更できます。
自動的にゲインのレンジが変えることもできますが、デフォは20dB固定なので使いやすいですよ。

色使いがキレイなレスポンスディスプレイ。レトロチックだけどセンスよし。
ちなみにCtrl+alt+Shift+クリックでオールリセットできるのは優秀!

下部エリア

EQのツマミがずらーっと並ぶ下部のエリア。
DTMにある程度なれた人なら、迷うことなく使えるのではないでしょうか?
ハイパスとローパス、そして5バンドのシェルビングの構成です。
少し物足りなく感じるかもですが、意外にこれで事足りちゃうんですよね。

あと高解像度画面だと、文字が読みにくくどれがどのツマミかわかりにくいかも。
慣れれば問題ないですが。

レビュー本編

シンプルEQ

このEQは、スペアナなしのスパルタEQ!!
そして、ダイナミックEQもチャンネル別EQもなし!
老舗の店が味を守り続けてきたような、いい意味での頑固さを感じます。

バンドに守備範囲がある

5バンド+LPF/HPFの構成。
僕ね、こういうバンドが決まっているEQって好きじゃないんですよね。
LoMidのノブなのにどれだけでもハイまでいけたり、それで順番がバラバラになったり。

その点、このOxford EQは守備範囲が決まっていて、順番は守られやすいです。
守備範囲もいっても隣とオーバーラッブしているので、使い勝手もわるくないです。

ちなみにデフォルト周波数って半端な数値なんだけど、なんか意味ありそうじゃないですか?
長年のエンジニアの経験に裏打ちされた設定されているかもですね。
デフォルトのままブースト・カットすればOxford EQらしさもでるかも。

バンド20(Hz)デフォルト(Hz)
LF20-40020
LF20-40089.44
LMF30-600134.2
MF100-6000774.6
HMF600-180003266
HF2000-200006325
HF1000-2000020000

最低限の操作性は担保されている

かなり前からあるEQだけど、まったく進化していないのかというとそんなことはないです。
上のレスポンスのディスプレイのハンドルを摘んで操作もできます。
同時にマウスホイールでQ値やゲインも変えられます!

それにバイパス中のバンドのハンドルを動かしたら自動でバイパス解除するなど、今どきのEQにも負けない操作性になります。
とはいえ、デフォルトはバイパスなんですよね。
使い始めはオンにしないといけないのは、ちと面倒です。
(レスポンスディスプレイのバンドを動かせば自動でオンになる)

A/Bテストがしやすい

A/Bテストってやってますか?
2つの設定を比べて良い方を採用していく方法なのですが。
ミックスのプラグインでもA/Bテストできるものが多いですよね。
Wavesのプラグインなどでも機能としてはあるのですが、使わなくなるんですよね。

んで、このOxford EQのABボタン(ファミコンじゃないよ)の場所が優秀なんです。
ど真ん中。使ってくださいと言わんばかりに(笑)

上からEQタイプの選択、トリム、ABボタン、2コンマイク(ウソ)

選べる4つのEQのタイプ

このEQ地味なんですが、4つのEQタイプを選べます。
ベルとかシェルビングとかそういう意味ではなく、EQ全体のQ曲線が変わるイメージです。

タイプ説明
Type 1デフォルト。SSL4000シリーズに類似。
Type 2カット時に鋭くなる(ブーストは同じ)
Type 3ゲインが高いとQが狭くなる。NeveやSSL Gタイプに類似。
Type 4ゆるやかなQ。バス、マスター用に。

上級者向けのEQ

触ってみて上級者向けのEQだって感じます。
いろいろ回り道してたどり着くEQ。
スペアナもないですし、基本機能も昔のまま。
だけど、一応現役で続いているのは確かな品質と自信があるからでしょう。

DTM黎明期から、いやその前のデジタルコンソールからのEQ。
名曲も生み出してきた実績もあるから、原点に立ち返ってみては?って語りかけているようなEQです。

シンプルだから、やりすぎることがなくなる。
シンプルだから、直感的に操作できる。

EQとはなにか…このEQはそんなことを教えてくれている気がします。
このEQと向かい合って音楽制作していると、なんだかロマンを感じます(笑)

音質変化が少ないEQ

Oxford EQを使って、EQの透明感っていうのがわかった気がします。
味付けがほとんどないので、シンセサウンドとも合います。
逆にアコースティックサウンドもいける気がします。

クリアなので音が濁らないので、気付けばほとんどのチャンネルで使ってしまいます。

ちなみにこんなこともできます

ドMなあなたに朗報です。
このEQ、なんとレスポンスディスプレイをなくすEarsOnlyModeなんてものがあります!
もうシンプルに耳だけでEQをするスパルタモード!

ちなみに僕は迂闊にこのモードにしてしまい、めっちゃ焦りました。
だって、メニューからEarsOnlyModeが見つからなくなったんです。
しかもこの設定は全インスタンスに適用されて、他のプロジェクトのOxford EQもスパルタになりました…

僕はそれほどドMじゃないので、焦りましたよ。
で、よくよくみたらメニューが2列になっていて右側に移っていただけと…
あーよかった。

その他レビュー

4K表示

4K表示はどうなのでしょうか。

小さいままです!
FullHDではちょうどいいですが、4Kではちょっと小さいですねぇ。
まぁ、実際は作業にはほとんど支障はないですけどね。
シンプルだしスペアナも無いですしねぇ。

少なくともリサイズできるようにはなってほしいな~

負荷は?

さて、Oxford EQの負荷はどれくらいなのでしょうか?
さすがDTM黎明期からあるEQなので、負荷はほとんど無いようですよ。

ライセンスについて

レジストレーションは、iLokですがPCに紐づけができるのでドングルはいりませんよ。

1ライセンスで2台まで使えます。軽いしモバイルDTMにもいいですよ。

最後に

最後まで御覧いただきありがとうございます。
Oxford EQ興味出てきましたか?

このEQの持ち味としては、高域ブーストとカットかなと。
高域ブーストで空気感をつくりやすいですし、カットも鋭く自然にかかる印象です。

これがまた使ってみると、これが透明感あるEQか…って感じです。
見た目が古めかしいのでノーマークにしがちですが、一度体験しておくと良いEQです😊

では、また♪

トランスペアレンスなEQの世界へようこそ。これがあのデジタルコンソールSony OXF-R3のEQでございます。

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