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【初心者向け】FA-06/07/08シリーズでできることまとめ+基礎知識【シーケンサー編】

こんにちは!クレイジーキーボーディストのあんどりゅーです!

今回は、FA-06/07/08シリーズでできることまとめシーケンサー編です。
機械音痴、シンセ初心者のためにわかりやすさを重視したので、正確性は保証できません。。。

わからないところがあったらググってくださいね!
あくまでもこの記事は入り口です。

では、張り切っていってみましょう~

目次

まずはシーケンサーの基礎知識をどうぞ

シーケンサーのできることをお話したかったのですが、その前にシーケンサーの基礎知識についてお話ししてみましょうと思います。
ちょっと勘違いしやすいので。。。

で、シーケンサーって?

シーケンサーとは打ち込みでシンセを自動演奏させるマシーンです。
正確で、なかなかできるヤツです!

ちなみにシーケンスとは…

シーケンスとは、連続(しているもの)、一続き(のもの)、順序、順番、並び、配列(する)、逐次、並べる、順序付ける、などの意味を持つ英単語。

https://e-words.jp/w/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%82%B9.html

というように、連続している一続きのものってことですね。
つまり、音符データを一続きにさせるものってことかな?

シンセって、キーボード(鍵盤)から送られてくる演奏情報(MIDIってやつですね)を元にシンセの音を出しています。
シーケンサーは、その演奏情報を打ち込んでシンセに自動演奏させるマシーンというやつです。

なので、シーケンサー単体では音は出せないです。
シンセがセットで初めて音が出ます。

シーケンサーはあくまで命令するだけの何もできないやつなんです。
できる男ですが、一人じゃ何もできない僕みたいな存在です(いやできない男だけどね(笑))

ちなみにFA-06/07/0では当然シンセ機能があるので(シンセですもの)、そのままでも鍵盤から音は再生されますよ。

ちなみにちなみに…シーケンサーがMIDI信号を送るシンセは1台でなくても複数台でもOKですよ。

シーケンサーでできないことってあるの?

全知全能にみえるシーケンサーでもできないことってあるんですよね。
(誰も全知全能とは言ってない)

それは、音声情報…つまり音そのものの録音はできません。
なので、歌やギターそのものは録音できません。
(DAWソフトではできますよ)

あくまでシンセを鳴らすための情報を打ち込むって感じですね。

内蔵シーケンサーのメリット・デメリット(DAWに比べて)

実はシンセ内蔵シーケンサーってDTMのDAWソフトに比べてメリットやデメリットが大きいです。
どんなメリットやデメリットがあるかというと…

シーケンサーのメリット

  • シンセだけで完結できる。いろいろな機材が要らない。
  • 立ち上げまでのスピードが早い。
  • 短い曲に向いている。

シーケンサーのデメリット

  • 打ち込み画面が小さいしボタン操作になるので操作が煩雑になりがち。
  • 曲構成を掴みづらい。 入力後の編集がめんどくさい(笑)

シーケンサーってDAWソフト登場前からあるので、昔はシーケンサーだけで曲が成立していた頃もありました。
(プロならその後レコーディングしますが)
なのでわざわざシーケンサーを使うこともないかなって、思います。

けど、PCが要らないので、FAしか無いよって人には一択ですよね(笑)
シンセ1台で曲が作れるのは魅力的です!

シーケンサーの使い所

比較的取り扱いのめんどくさいシーケンサーですが、なぜ存在するのでしょうか?
それはどこかに使い所があるってことですね。

では、シーケンサーの使い所とはどこでしょうか?

まずはライブでの同期音源用が思いつきます。
シーケンサーなら、ライブで簡単にセッティングと管理ができます。

その他の方法としてPC持ち込んでDAWソフトで同期ってやり方もあります。
しかし接続に手間がかかったり、機材トラブルにもなりやすいので慣れてないとおすすめできないかなぁ。

内蔵シーケンサーなら、接続は要らないし管理もしやすいです。
ただ、手弾きの音色の分同時に使える音色が減るのでやりくりはいるかも。

※シーケンサーと手弾きで合わせて16個の音色を使えます。

そして、他の使い所としては、曲のスケッチですね。
シーケンサーはシンセが立ち上がってしまえば使えるので、曲のアイデアが浮かんだらすぐレコーディングできますよ。

DTMだと、PC立ち上げて、DAWソフト立ち上げなきゃいけないので、アイデアを形に残すまで時間がかかってしまいます。


FAシリーズのシーケンサーは何ができる?

で、やっと本題です。FA-06/07/08のシーケンサーで何ができるのか見ていきましょう。

何ができる?ソングの再生編

16トラックのパート(楽器/音色)を自動演奏

これは最も基本的なできることですね。
16トラックのパートの楽器を同時に自動演奏できます。

で、シーケンサーモードで専用の16パートあるかと思えば、そういうことではありません。
シンセ演奏と同様にスタジオセットの音色を共用で使います。

なのでスタジオセットとソングは対応させる必要があります。
まぁ、今選ばれているスタジオセットがそのままシーケンサーに使われるだけですが。

ソングは複数持てる

ソングは複数保存できて、その中から選択して再生もできます。
まぁ、当たり前なので書くか迷いましたがw

ちなみにソングは999曲保存できるので、ガンガン曲作っても大丈夫ですよ。
(ソングのデータ容量にもよります)

ソングのテンポの変更

シーケンサーではソングのテンポも自在に変えられます。
テンポはFA中央右側にあるテンポつまみで変えることができます。

テンポは、再生中でも変えることができます。なのでゆっくりテンポでリアルタイムレコーディングもできますよ。

テンポつまみの下のタップボタンでイメージのテンポに合わせてを叩いてテンポを設定することもできます。

ループ再生

実はループ再生もできるんです。無限にループできるので無限に聴けます(なんのこっちゃ)
小節単位で設定できるので、楽器のループ練習の相棒にもなりますよ。

ミュート、ソロ

各パートのミュートソロもできますよ。

ミュートは、そのトラックを一時的に聴こえなくできます。
データが無くなるわけではないので、そのパートなしでの聴こえ方を確認できます。

ソロは、そのトラックだけを聴くことができます。
(他のトラックはミュート状態になります。複数トラックソロにすることもOK)

詳細な調整

スタジオセットを編集すれば、各パートの音量、パン、オクターブなどなど細かな指定ができますよ。
楽曲のミックスが向上してより聴きやすくできます。

何ができる?ソングの録音編

では、ソングの録音(入力)では何ができるんでしょうか?

入力できる方法は2つの方法があり、好きな方法で入力できます。

リアルタイムレコーディングでは、実際にソングを再生させながら鍵盤を弾いて入力ができます。
クリックを聴きながらも入力できますよ。
シーケンサーはあくまで演奏情報なので、テンポを落としての入力もできますよ。

ステップレコーディングでは、音符を一つずつ指定してレコーディングできますよ。
和音は同時に押さえれば和音として入力できますよ。

リアルタイム入力ではタイミングがそのまま記録され下手だと下手なままだったりします。
だがしかーし!!!
インプットクオンタイズやクオンタイズ編集で16音符ごとなどに整列できるので、名プレイヤーみたいに上手な演奏が記録できますよ!!

何ができる?ソングの編集編

クオンタイズ

特定範囲のソングの演奏タイミングを揃えることができます。(クオンタイズ
リアルタイム入力したデータをキッチリのタイミングに補正してくれます。
やりすぎると、機械的になってしまうので加減を調節するのがおすすめ。

イレース、デリート、インサート

特定範囲の演奏データも消去できますよ。
間違えたデータや要らないデータを一発消去できます。
ただ消すEraseイレース)と消した範囲の後ろを前に詰めるDeleteデリート)があります。

逆に空白小節を挿入もできます。(インサート
構成を追加したくなったら、このコマンドを使えばいいですよね。

移調

記録した演奏の移調もできます。
ということは、キーを変えたくなったら全体的に移調にすればいいですよね。
僕の得意な半音上げ転調では、このコマンドの出番です(笑)

音符情報一括編集

ベロシティーを変化させることもできます。
音を強さを変えることができるので、イントロは弱くして導入をスムーズに…といったことができますね。

音符の長さを変えたり、前後に移動することもできますよ。

コピー

演奏データのコピーもできます。
同じパターンの演奏の繰り返しならコピーすれば楽にできますよね!

詳細編集

専用の編集画面では、1音1音細かく編集することもできます。(マイクロスコープ
演奏データを数字データとして変更できるので、徹底的に作り込むこともできます。

その他に、トラックごとに鳴らす音源を設定できます。
FAの内蔵音源でもMIDI接続している外部のシンセも鳴らすことができます。

その他編集

編集だけでなくPCでおなじみ、アンドゥリドゥもできますよ。
え?あんどりゅーじゃないですよ(あんど(りゅ)う?)

ソングでできること(その他)

ソングの保存

シーケンサーは、もちろんソングを保存できます。
容量が許せば999曲まで保存できるのでガンガンつくれますよね。

書き出し、出力

FAって多くの書き出しができますよ。

まず、トラックごとに一括書き出しもできます。
DAWソフト取り込めば、音声ファイルとしてパートごとに編集ができますよ。
スケッチをFAで作ってDTMで作り込むこともできます。

次に2mixでの書き出しもできます。
通常のLRのスタレオの音声ファイルで曲を聴くことができます。

SMFで書き出しできます。
このSMFとはスタンダードMIDIファイルと言って、汎用性のあるMIDIファイルなんです。
なのでSMFに書き出せばDTMで取り込んでプラグイン音源で鳴らすことができます。
先ほどのトラックごとに一括書き出しと違うのは、音声ファイルかMIDIかの違いですね。

取り込み

書き出しの反対に取り込みもできます。

取り込みは種類が少なく、SMFを取り込むだけになります。
DAWで作った演奏データを取り込むことができますよ。
同期音源をDTMで作って、シンセで鳴らしたいときに使えます。

最後に

やっと最後までたどり着けましたね。おつかれ様です!

気になる項目があったら、説明書でチェックしてみて試してみてください。
最初は失敗するかもですが、それも勉強です。
楽しむことを忘れずにシンセで曲制作してみてくださいね。

実は、このFAでできることシリーズは、最近シンセを始めた(一方的に?)仲のいい音楽仲間のために書きはじめました。

FAを勧めて買ってしまったので、責任もありますし。。。これで少なくともわかったかな??(笑)

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