【レビュー】「Current」は強力に想像力を刺激する新進気鋭ソフト音源シンセだぜ【音源あり】(Minimal Audio)

こんにちは!今回は、Minimal AudioCurrentのレビューをします。

これは、新しくリリースされたEDMシンセで、評判が良いので実際に使ってみました。
結論としては、使える音が多くクリエイティブなサウンドを楽曲に手早く導入できるなと思いました。

では、レビューいってみましょう!

グラニューラエンジン搭載の新進気鋭のEDMシンセ!
目次

どんなシンセなん?Currntかんたんガイド

ては、レビューが理解できるように、下準備としてMinimal AudioのCurrentの概要をまとめてみましょう。

冒頭でもいったように、CurentはアメリカのManimal AudioのEDMシンセ。
画面はこんな感じで、色を抑えた堅実な感じですね。

シンセの内部構成はどうなのかというと、こんな感じで充実していますよ。

・ウェーブテーブル×2
・サブオシレーター
・サンプラー
・グラニューラー

そう、オシレーターがないのも特徴です。
振り切った感じに見えますが、よく考えたらこの機能はウェーブテーブルでも賄えるので合理的ではありますね。

各音源のエディットは、このタブで切り替えて使います。タブから音源のオン・オフできるのもグー!

で、このシンセは、3つのタブで画面を切り替えます。

各画面には、左部分のボタンで切り替えます。
ENGINE

シンセ部分です。上記のシンセ構成でエリアが分かれています。

EFFECTS

エフェクター部分です。9つのスロットでエフェクターを自由に構成できます。

STREAM

シンセで使う素材やプリセットが格納されていて、プレビューも簡単にできます。
(サンプラー、Wavetable、GRANULER)

サウンドは?

で、サウンドはこんな感じです!
公式の動画はこれ。かっこいいサウンドですよね!

で、デモ音源を適当DTMで作ってみました。
EQとOzone 11のみで最小限のミックスで。
なかなか良くないですか?

気づいたこと

このあと、各機能を紹介しながらレビューしますが、その前にざっくり気づいたことをまとめてみました。
前後しているって思われるかもですが、画像が多くて埋もれちゃうので先にやっておきます。

独自のパラメーターがある

このシンセを初めて使う時、「どうせシンセなんてどれも似たようなパラメーターでしょ」ってたかをくくってました。
けど、実際に使っていると見慣れないパラメーターがあるんですよね。
うーん、なめてました…

まぁ、グラニューラーとか特殊なサブオシレーターも搭載しているのもあるのですが。

例えばこWaveTable画面でBLEND?FADE?FUND?SPECRAL?WARP?って感じで初見で困ります(笑)それだけ独自機能が多いってことですけどね。

マニュアルが完備されていない

前述の通り、パラメーターなどわからないことがあれば、ほしいのがマニュアル。
けど、Currentはちゃんとしたマニュアルはまだ無いようです。
公式サイトでは、動画(英語)を中心に説明しているのですが。。。文字ベースの説明が少ないんです。

まぁ、出てまだ日が経っていないシンセなんて、いずれちゃんとしたマニュアルがリリースされるのを期待します!

このような動画マニュアル(英語)は充実しているのですが…

ストリーム画面が初見ではよくわからない

Currentはシンセ画面をタブの切替でするのですが、その中にSTREAMというタブがあります。
これは、プリセットや素材が格納されていて、プレビューしてそれをシンセで使うって感じです。

で、このストリーム画面、とても使いやすくってプレビューもしやすくていいのですが、一つ問題があります。
所有していない素材もプレビューできてしまい紛らわしいのです。
お試しでプレビューはできるのはいいですが、「お試し」っていうのをわかりやすくしてほしいですね。
(よく見れば書いてあるけど初見ではわかりづらい)

ちなみに画面左でフィルタリングできるのでOWNEDを選択すれば、自分の素材のみを確認できますよ。

ウェーブテーブルのプレビューができるのはわかりやすくていい!

先程のSTREAM画面ですが、とても使いやすくていいのです。
中でもウェーブテーブルのプレビューが斬新でわかりやすいです。
なんとウェーブテーブルの再生ポジションをズラしていきどんな音になるのかわかるのです。

これは、僕の手持ちのシンセにはない機能なので、なるほどとおもいました。
あたらしいウエーブテーブルの活用法が見つけられるかもですよ

STREAM画面でのウェーブテーブル。プレビューでPOSITIONが順方向逆方向で移動していくのがかっこいい!

音の素材は使えそうなのが多い

お気に入りをつけるために、STREAM画面で素材をプレビューしていくとあることに気が付きました。
あれ?効果音系の素材が充実してないか?星が多いぞと。
なんか効果音サイトかな?ってくらいリアルだったりします。

まぁ、効果音としてそのまま使うのだったら音声ファイルでいいのですが、これをサンプラーだけでなくグラニューラーシンセで使えるのがミソ。
新たな世界を表現できるかもですね!

Currentは、サンプリング素材が充実しています。数が多いってわけでなく、使ってみたいと思わせる素材が多いですよ。特に効果音系はお気に入りに入れた数がエグい(笑)

プリセットが各所に配置されていて充実している

Currentは、プリセットが充実しています。
…というとシンセのプリセットを想像しそうですが、各所でプリセットがあるのです。

ウェーブテーブルやグラニューラーなど各シンセ部、フィルター、エフェクターなどなど、こんなところまで!というところにプリセットがあります。

時短で音作りもできそうですよ。

その他レビュー

4K画面ではどうかな?

4K画面でスケーリング100%でどこまで拡大できるかみてみましょう。

なんかどこまでも拡大できます!
8K画面DTMでもいけるかも(笑)

負荷はどうかな?

負荷も調べてみましょう。
StudioOneのパフォーマンスモニターで調べてみた結果、負荷は多めなようですよ。

これは、音色にもよるようで、たぶんエフェクターの負荷の割合が多いようです。

Current画像ツアー&レビュー

Currentの画面を見ながらレビューしていきましょう。
画像クリックで拡大、コメントも読めますので順送りで見ていただくとスムーズに読めますよん。

シンセ部(ENGINEタブ)

エフェクト部(EFFECTSタブ)

素材部(STREAMタブ)

導入までを画像で振り返ってみる

僕がCurrentを導入するまでの道のりを振り返ってみました。
あなたの導入の参考になればと思います!

最後に

最後までご覧いただき、ありがとうございます!
Currentのレビューを読んでみてどんな感想ですか?

もし気になったのなら、使ってみてみてください。
音の良さや、創造性に満足すると思いますよ。

グラニューラエンジン搭載の新進気鋭のEDMシンセ!

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