こんちゃーす!少し春の足音が聞こえて来てルンルンなあんどりゅーです♪
音楽制作楽しんでますか?
春といえば桜。桜といえばCherry Audio🌸
というわけで、Cherry Audioの新作シンセ「Mercury-6」をレビューします!
(強引な展開(笑))
Mercury-6って、まぁわかる人にはわかると思いますがRolandのビンテージアナログシンセ「Jupiter」シリーズのモデリングシンセプラグインですよん😊
というわけで、早速レビューいってみましょう♪
Mercury-6とは?
レビューの前にMercury-6についておさらいしておきましょう!
Merqury-6の基本的な特徴は?
Mercury-6とはどんなシンセなのでしょうか?
冒頭でも紹介したようにRoland Jupiter-6のエミュレーションプラグインです。
Jupiter-6はフラッグシップモデルのJupiter-8の廉価版のアナログシンセ。
1983年に発売で、同時発音数6ボイスのシンセなのです。
(Merqury-6は同時発音数は全然多くなってます)
特徴としては、アグレッシブなフィルター。
24dB/octのローパス、ハイパス、そして12db/octのバンドパスのマルチモードフィルターを装備しています。
といいますか…僕はJupiterの実機は触ったこと無いんてすよね。
デジタルシンセ世代ですし…。
調べたところ最先端のテクノやエレクトロでよく使用されたようです。
Merqury-6は、新たに作成したプリセットが収められているので、現代の音楽にもイケイケで使えますよ😊
Merqury-6のその他の特徴は?
このシンセのその他の特徴も簡単に見ていきましょう。
- 同時発音数16(レイヤーごと)
- 3種類の演奏モード(シングル/スタックレイヤー/スプリット)
- VCO(オシレーター)2系統。波形5種類(Triangle/Saw/ Pulse/Square/ Noise)
- VCF(フィルター)1系統。モードは3種類(ローパス、ハイパス、バンドパス)
- エンベロープ2系統
- LFO2系統(テンポ同期可)
- クロスモジュレーション
- ポルタメントとグリッサンドモード
- アルペジオセクション
- ポリフォニック・ユニゾン・モード
- 本物のアナログ特性のためのドリフト制御
- プリセット500以上
- ディストーション、4/8/12ステージのフェイザー、フランジャー/コーラス、ディレイ、リバーブ
という感じです。
まぁ、基本的には2オシレーターのシンセということですね。
普通は3オシレーターなんでスペック上はなんか物足りないです。
とは言え、このシンセはただの2オシレーターシンセと侮れないのです…
Marcury-6 レビュー!(サウンド編)
では、レビューいってみましょう。
まずはMERCURY-6のサウンドについてみていきましょう。
出音は?
MERCURY-6の音はどうなんでしょうか?
一番気になりますよね?(笑)
このシンセを触った結果、シンセシンセした音が得意だと感じました。
質感は艶があって、アナログハードシンセっぽいなと。
なんか打ち込みだけじゃなくて手で弾いても楽しいです😊
シンセらしい音で、マニアにはたまらないですよん\(^o^)/
プリセットについて
では、つぎにプリセットを見ていきましょう。
プリセット数は500以上あり、まぁ~飽きないです(笑)
これだけの量あれば、順次試していくだけでも半日かかると思います。
ちなみにJupiter-6はプリセット機能が無いので、プリセットは当時のものというわけでありません。
今Cherry Audioが作ったプリセットなので現代の曲調にもいけますよ~
プリセットを順に聴いて「お気に入り」を付けていったのですが、いつもより断然星の数が多くなってしまいました。
それだけいいプリセットがあるってことですね。
これはシンセ好きなら要チェックなシンセですよ!
で、僕が触っていいなと思ったのは…
パッド、シンセブラス、アルペジエイター系、ポリシンセ、ポルタメント系です。
どれもグッとくる出音なので鍵盤を触っていて楽しいシンセです😊
ちなみにプリセットは、Ctrl + ← or →で順に切り替えできるので、プレビューは便利です。
ただCtrlを押さなきゃいけないので右Ctrlの無いキーボードだと両手で操作しないといけないので面倒かも。
遊べるスプリットモード
実はこのシンセ、元がアナログシンセなのにスプリットモードがあってかなり遊べます。
例えるなら、コルグのデジタルシンセのコンビネーションモードみたいに遊ぶ事ができるんです。
しかもアルペジエイターと組み合わせることでさらに遊べます。
左手で押えっぱなしでベースをアルペジエイターで鳴らして、右手でシンセリードを弾く…といった遊びができます。
なので、アイデアも湧きやすいシンセであるともいえます。
アナログシンセのモデリングなのにスプリットモードがあるってなんか凄い!
プリセットにもスプリットモードを使ったのがあるので、一回遊んでみてください(笑)
ピッチベンドまわりが楽しそう
ピッチベンドすると楽しそうな音も作ることができます。
なぜならピッチベンド時にピッチだけでなく音の大きさやフィルターのパラメーターも操作できるからです。
なのでベンドアップするとカットオフ周波数も上がって明るい音にするって言うこともできるんです。
もちろん、最近のシンセなら全然できることですが、これがアナログモデリングで簡単にできる!っていうのがミソなのです(笑)
一味違ったポルタメント「グリッサンドモード」
このシンセの面白い機能に「グリッサンドモード」があります。
普通のポルタメントって、連続的に2音間のピッチが変化するじゃないですか?
しかし、このグリッサンドモードはそうですないんです。
どう変化すると思いますか?
え?え?
(焦らすなよw)
これがなんと半音ごとにピッチが変化するのです!!
要はクロマチックに変化すると言えばわかりやすいでしょうか?
なので、他のシンセでは得られない効果が手に入るのです!
変態シンセ好きなあなたにはぴったりですね(笑)
プリセットショーケース?
サウンドのレビューが一通り終わったところで、プリセットのショーケースと洒落込みましょう(笑)
ちなみにこのプリセットショーケースの音は無加工ですよ~
ここまでは個別のブリセットを紹介してきましたが、適当DTMでショートを作ってみました。
この曲に関してはNeutron 4とOzone 10さんにAIアシストしてもらいました(笑)
Marcury-6 レビュー!(使い勝手編)
Cherry Audio製品共通の使いやすさ
使い勝手に関しては、Cherry Audio共通のところが多いのでここで紹介しておきますね。
代表的なのはこんな感じかな?
- qwertyキーボード(PCキーボードで演奏できる)
- オーバーサンプリング(内部的にサンプリング周波数を上げて音を良くする)
- ズーム機能(シンセのウインドゥ内で拡大できる)
これらに関しては、以前のCherry Audio製品のレビュー記事で解説しているので、参考にしていただけたらと思います。
カッチョいいUI
僕は、シンセにおいてビジュアル要素って重要だと思っています。
やっぱかっこいいシンセってテンション上がる!
音がいいだけじゃ物足りないんですよね。
その点、このMERCURY-6ってUIかっこいいと思うのです。(完全主観)
スライダーやツマミ、文字の再現度だけでなく、パネルの反射の質感もかっこいいです。
Cherry Audioって、UIの質が高いシンセが多いからお気に入りのメーカーなんですよね~
4Kでの表示は?
4K画面DTMerが気になる拡大ですが、これがなかなかどうして、結構いっぱいまでできます!
大画面にできるので、迫力もありありでビビるぜこりゃ
負荷は?
負荷はですねぇ、モデリング音源としては普通かなぁって感じです。
先程のデモ曲(一番下のもの)の時の負荷リストを御覧ください。
比較対象がiZotope製品しかないのがアレですが(笑)
まぁ、Neutron 4(トラックアシスタント適用時)と同じくらいですね。
重くはないと思うので、これは頑張っていると思いますよ。
MERCURY-6の画像ギャラリー!
キャプチャーして紹介してなかった画像でMERCURY-6を感じてもらいましょうか(笑)
MERCURY-6レビューの最後に
最後までご覧いただきありがとうございます!
ここまで読んでいるってことは、MERCURY-6に興味津々ってことですよね?
まぁ、お値段もお手頃ですし、まずはデモっちゃってもいいと思いますよ😁
ではまた\(^o^)/
感想をコメントしていただけるとありがたいです\(^o^)/