こんにちは!相変わらずプラグイン中毒のあんどりゅーです。
DTM楽しんでいますか?
え?「コンプやリミッター、ゲートが一体になったプラグインないかな~」って?
そんなあなたにいいプラグインありますよ!
はいっ、Oxford Dynamics!
画面はレトロですが、おすすめできるプラグインですよ。
というわけで、今回はOxford Dynamicsのレビューをいってみましょう!


Oxford Dynamicsのおさらい
Oxford Dynamicsとは、つまるところSonnoxのダイナミクス系のマルチプラグインです。
コンプ、リミッター、ゲート、エクスパンダーなどがオールインワンになっているお買い得プラグイン。
1990年代にリリースされたSONYのデジタルコンソールOXF-R3のダイナミクス部分をプラグイン化しています。
なので性能はお墨付き。
ただ、かなりの老舗プラグインなのです。
初出はなんと2002年と言われています!
(四半世紀前!?まぁ、Oxfordシリーズはみんなそうですが(笑))
見た目はそのまま、20年以上。
それでもなぜ現行品!!
なにか特別な理由があるはず!…気になるプラグインです。
Oxford Dynamics画面でレビュー
まずは基本画面の説明とレビューをいってみましょう!
前述の通り、Oxford Dynamicsは6つのダイナミクス系のエフェクターの集合体なのです。
INボタンで各エフェクターのオン、オフ。
右のACCESSボタンで上部の画面が切り替わりパラメーターを変更できます。

下部の右側は、レベルメーターと信号の圧縮の曲線です。
(コンプでお馴染みですよね)
各ユニットのパラメーターに応じて、総合的に変わっていきます。
つまり画面が切り替わっても表示は変わらず、この曲線が最終的な出力をきめます。
今度はそれぞれの各エフェクター部をみていきましょう。
ゲート
まずは、ゲート!名前のとおり、信号の弱いレベルを切り落とすエフェクターです。
パラメーターは、すべてツマミかスイッチとレトロな感じ。
しかも基本的なものしかなくシンプル。
少し直感的ではないですが、ミックスに慣れている人なら問題なく操作できるはず!
ちなみにKEY INPUTは外部サイドチェインのことで、DITHER DEPTHと同様に全体共通のオンオフになります。
だから「コンプだけサイドチェインを使う」といった、ピンポイントなサイドチェインはできないです。
少し残念ですね。
(まぁ、数十年前の製品ですし)

エキスパンダー
お次はエキスパンダー。
エキスパンダーは、御存知の通りスレッショルド以下の信号を減衰させます。
ゲートと似ているけど手加減をする感じでしょうか?
特徴的なのは、ゲートもエキスパンダーも同時に使える!
普通は「ゲートかエキスパンダーかどちらかに切り替え」ですよね。
と言ったように特徴的ではあるのですが、活用シーンが思い浮かばないのが玉に瑕。
(使えそうなんだけどなぁ)

コンプレッサー
さぁ、今度は泣く子も黙るコンプレッサーです。
こちらも、基本的なパラメーターしかない…と思ったらHOLDがあります。
コンプでHOLDがあるのはあまり見かけないですよね。
HOLDは、スレッショルドを越し、アタックが終わってその後も指定時間コンプを持続させるパラメーター。
これが何がいいかというと、サスティンしないパーカッシブな音に対してのコントロールがしやすくなるのです。
なかなか考えられてますね~

リミッター
今度はリミッター。
初心者さん向けに説明するのなら、レシオ一杯のコンプと言った感じでしょうか?
こちらもスレッショルド/アタック/ホールド/リリースとシンプルなパラメーターで使いやすいです。
けど、初心者さん向けではないでしょうね。
リダクション量はインジゲータで確認できるとしても、最近のコンプみたいに信号を確認できるわけではないので。

サイドチェインEQ
サイドチェインEQ??って思われた人もいるのでは?
要は簡単なダイナミックEQ、もしくはディエッサーみたいなものでしょう。
2バンド仕様は寂しいですがディエッサーと考えればいいですね。
オールインワンってことを考えるとこれくらいがフットワーク軽くていいかも。

ウォームス
一番最後のブロックはWARMTH。
これは単なるサチュレーションかな?と思ったけど、違うようです。
倍音付加とピーク管理もしてくれるようです。
マニュアル読んだけど、正直わからなかったです(汗)
(Oxford Inflatorみたいなものかな?)

Oxford Dynamicsその他使い勝手など
やり過ぎ注意。
ブロックがたくさんあって、思わず全部使いたくなります。
けど、やりすぎると右下の曲線がわけわらなくなって詰みます…
幾何学的な変な曲線になってなにこれ?って状態に(笑)
まぁ、そうなったらやりすぎってことですよ。
だから、いい感じにさり気なくかけるのがいいんじゃないかな?(なにごとも)
さっと使えるのがグー!
僕は、とりあえずチャンネルストリップを使って簡単に音を整えてから、ダイナミクス系が更に欲しい場合はこのプラグインをインサートしています。
さっと使えるのってクリエイティブでいいですよね。
EQとダイナミクス系があれば基本的になんとかなりますし。
Oxford Dynamicsのその他レビュー
4K画面での最拡大
恒例の4K画面でどこまで画面拡大できるか見てみましょう。
あらら、想像はしていましたが、やっぱこんな感じですね。
僕は操作に支障はないので良いですが…頑張ってほしいところですね。

負荷はどうかな?
負荷は、そんなに無いようです。全トラックに挿してもいけそうです(笑)

導入やライセンスは?
レジストレーションは、iLokを使って行います。
iLokの管理ソフトは、無料でインストールできますし、ドングルもなくてもOK。
公式サイトでシリアルナンバーでレジストレーション。プラグインをダウンロード&インストール。
そして、DAWでプラグインスキャン時にiLokにログインって流れです。
(ざっくりですが)






Oxford Dynamics 最後に
最後までOxford Dynamicsのレビューを御覧いただきありがとうございます!
あれ?ひょっとしてOxford Dynamicsに興味を持っちゃいましたか?
ダイナミクス系はこれ一つでほとんどカバーできるので、とりあえずこれ!って気楽に使えます。
負荷が軽いのもいいですよね。
だけど、ミックスに慣れてないとうまく使いこなせないので、初心者さん向きではないでしょう。
インサートにプラグインをたくさん挿しがちな中級者以上で、さっとミックスしたい人におすすめです。
(あなたみたいな?(笑))
SonnoxのデジタルコンソールをモデリングしたOxfordシリーズなのでクリアな音質なので、デジタルミュージックにも相性いいですよ。

感想をコメントしていただけるとありがたいです\(^o^)/