こんにちは!DTM歴20年以上と無駄に長いキャリアのアンドリューです。
「バンドやっているけどDTM※を使ってもっとバンド活動を広げたい!」
そんなこと考えていませんか?
というわけで、今回はバンドマンがDTMを始めるのに必要な機材ついてご紹介します。
そうですねぇ~、読者像はギタリストでバンマスだったりしてバンドやライブも精力的にやっている人かな。
そしてパソコンはできるけど、そこまで詳しくないし…DTMって意味は知っているけど、実際どうすればいいかわからない人に向けた記事です。(なんか超具体的なんですけど(笑))
DTMができるとドラムが練習に来れない時に打ち込み流して練習したり、ライブで同期もできるからいいですよね。
他のいろんなサイトで解説しているのでかなり今更感はありますが…。
DTMを始めるにあたってなにを揃えればいいのか、またどんな基準で選べばいいのかをご紹介しましょう。
DTMで揃えたい3種の神器
え?まずDTMを始めるのに最低限なにを揃えればいいのかわからない?
というわけで、まずDTMをやるにあたって揃えるべき機材やソフトをご紹介します。
加えて予算も書いておきました。(優しいでしょ?(*´∀`))
その1 PC…何はなくともこれがなきゃ始まらない
DTMは、まずパソコンがないと始まらない。パソコンで音楽制作するわけですから。
DTM用途では、デスクトップパソコンがオススメ。できるだけ画面の大きい方がいいし、使い方によってはパワーもいるので。
DTM性能で特に気にしたいのは、メモリーの量。
できるだけ強化しておいてください。
64bitのOSで8GB以上は絶対。これをケチると後で後悔します。(32bit OSは3GBくらいしか認識しないのでDTM向きではないよ)
スタジオに持ち込んだり、ライブで同期をしたい※1人は、ノートパソコンでもOKですよ。
ノートパソコンはデスクトップPCより性能が低いので、できるだけ最新型のものをオススメします。
同期で使う場合、ハードディスクではなくSSD搭載の機種にしましょう。
前者の場合、ライブハウスの大音量の振動で使いものにならないです。※2
ノートパソコンの画面のサイズは14インチ以上、解像度は横1400ピクセル以上(できればフルHD※3以上)がいいかなと。
というわけで、この性能を満たすには最新型じゃないとね。
予算は3万円からかな。中古でデスクトップPCとか。ノートパソコンでもがんばればあるかも?
※2:以前オケをMDに入れて音が飛びまくって散々なライブの経験がある筆者のページはここです。
※3:フルHDとは画面の解像度で1920×1080ピクセルのことで、デスクトップのモニターはフルHDなことが多いです。
MacかWindowsかですが、あなたが使いやすい方でとりあえずいいと思います。DAWソフトの使い方を学ぶのも大変なのに、OSの基本操作でつまずくと挫折の原因になります(笑)
というわけでOSはどちらでもいいのですが、DTMソフトによっては片方しか対応していないことがあるので、対応ソフトを調べておきましょう。
その2 DAWソフト…DTM作業の頼もしい相方
実際にDTM作業するソフトです。これ重要。使っているDTMソフトによって派閥があるくらいです(笑)
これ1つあれば、打ち込みからレコーディング、ミックスダウン、マスタリングまでOKですよ。
代表的なDAWソフトは、Cubase、StudioONE、SONARなどがあります。※
StudioONEは無料のグレードもあるし音がいいけど、新しいので発展途上感がある。Mac版もWin版もあり。
SONARは、僕個人的にオススメですが、親会社の経営不振などの原因で開発中止に。今、BandLab社が救済か!?というところ。見た目がいいけど落ちやすいのでメンヘラ女と言われることも(^.^;Win版のみ。
まぁ、DTMソフトってそれぞれ個性があるので、後でくわしく説明しましょう。とにかくいろいろ種類があるので、まず体験版を触ってみて製品版を購入するというのがオススメ。
また、ギターのマルチエフェクターとかオーディオインターフェースについてくることもありますよ。
LEとかの一番低いグレードだったりしますが。
予算はStudioOneの無料版なら0円からですね。
無料版に限界を感じたら製品版を入手すればいいのでStudioOneがオススメですよ。
操作も引き継げるし、製品版もそんなに高くないです。
その3 オーディオインターフェース…なくてもできるけど絶対欲しい音を司るマシン
オーディオインターフェースは、音の処理を担当するマシン。
グラフィックカードみたいにPC内蔵型もあるにはあるのですが、USBで外部接続するのが定番です。
音の入出力は、このオーディオインターフェースでします。
レコーディングの時のギターやベース、マイクの入力、音源のライン出力やヘッドホン出力は全てこれです。
DTMってPCで音を鳴らすこともできるのですが、サウンドってリアルタイム処理の性能がいるので使っているうちにイライラして「あ゛~」ってなることも(笑)
発音スピードがついてこれなくて遅れて聴こえたり、処理が追いつかなくて「ブチッブチッ」ってノイズが載ったりして、最悪再生が止まることがあります。
特にソフト音源を使う場合は、発音スピードが遅れてストレスが溜まります。
鍵盤を押して発音が0.5秒遅れるだけでももうイライラします(笑)
とはいえ、オーディオインターフェースがなくてもとりあえずはDAWソフトは動きます。
トラック数が少なければ、まだ作業に耐えうるかも。
というわけで、まずはPCとDAWソフトを揃えて、あとでオーディオインターフェースという手もあります。
けど、ギターやベースの録音はできない(繋げない)と思ったほうがいいので、その予定の人は最初からオーディオインターフェースを購入しましょう。
ちなみにマルチエフェクターやレコーダーなどがオーディオインターフェースを内蔵していることもあるので、これらを使う手もあります…が、DTMを本格的にやるようになったら、オーディオインターフェースを買うことになるでしょう。
予算は安いのBehringerの4000円からありますよ。同期で使うなら、ちょっと厳しいですが^^;
必須じゃないけど、あると便利なアイテム
MIDIキーボード…ピアノ弾けなくても超おすすめ
これは、入力用の鍵盤で音がならない鍵盤です。以前はMIDI端子・ケーブルを使ってPCにつないでいましたが、今はUSB接続ですね。
このMIDI鍵盤は、サイズや鍵盤数がいろいろあるので選ぶ時に迷うかもですね。
よくギターリストの人とか「MIDI鍵盤は要らない」というのを聞きますが、あったほうが絶対いいですよ。
ドラムの入力は鍵盤の音程ごとにドラムキットが割り当てられているのですが、それをゆっくり録音したり、ステップ入力で一つずつ入力できます。
マウスでもできるのですが、ピアノ弾けなくてもMIDI鍵盤使ったほうが絶対いいです。
ちなみにシンセやキーボードでも代用できますよ。最近のものならUSB接続できます。以前のものなら大抵MIDI端子があるのでMIDIケーブルで接続できます。
DTMのソフトって呼び方はこの2つあると思いますが、どっちもほぼ意味は一緒です。
DTM=デスクトップミュージック。机の上の音楽制作
DAW=デジタルオーディオワークステーション。デジタル音声の作業環境…的な意味。
ちなみにDTMをやるとは言うけど、DAWをやるとは言いません。
ソフト音源…打ち込み?これがなきゃ始まらない
PC上でのバーチャルシンセです。打込みはソフト音源を自動演奏への指示をしていると言ってもいいでしょう。
このソフト音源というのは、数種類規格があってDAWソフトの対応している規格のソフト音源を追加できるんです。
まぁ、規格の種類って覚えるのメンドイので「VST」とか「VSTi」※だけ覚えておけばOK。
だいたいのソフトシンセはVST対応です。(ほとんどのDAWはVSTに対応しています)
ソフト音源は、有料のものや無料で配布されているものなど様々です。
DAWソフトの中にもあるけど、別で売っているのはやっぱり音がいいです。
いろいろ種類があり、
・普通のシンセ?みたいなマルチティンバ音源(マルチ音源)
・EDM系によく使うアナログシンセを再現したアナログモデリング音源
・各楽器に特化して再現してリアルさが売りのドラム音源/ベース音源/ギター音源などなど
VSTiプラグイン。
予算は、無料のものから5万円くらいですね。
しばらくは無料でもいいですが、慣れたらぜひ有料のソフト音源に試してみてください。
打ち込み音源のクオリティーがメッチャ上がりますよ(^^)