ちわっす!あんどりゅーっすよ。
2020年も明け、正月モードも終わってしまいましたね。
いかがお過ごしでしょうか?
僕ね、買ってしまったんですよ。気になっていたコード解析ソフトdeCoda!
※ここで買いました→daCoda
プラグインは買い控えるって年末の記事で書いてたのに。。。
(けどプラグインじゃないからセーフ!)
まぁ、お安いし楽しそうだからいいんでないの?ってことで。
というわけでございまして、今回はこのdeCodaのレビューをさせていただきまっす!
使いこなせてないのを前提に温かい目でご覧いただけるとよろしいかと存じます😃
deCodaってどんなソフト?特徴は?
レビューの前にdeCodaってどんなソフトなんでしょ?
まだあまりdeCodaのことがよくわからないって読者さんのためにざっくり説明しましょう。
大まかにいって、既成曲のコードやメロディーがわかるソフトです。
耳コピや楽器練習の補助ソフトとも言えましょう。
さらに詳しく説明すると…
-既成曲の音楽ファイルを読み込ませてコードとテンポ、小節を解析できる
-ピアノロールでメロディーが確認できる
-ピアノロールを自分でトレースしてエクスポートできる
-音程変化無しでテンポを変える(段階もOK)
-移調機能
-ループ再生
-ヒストリー機能
など地味にいろいろな機能があったりします(笑)
deCodaレビューをしてみるっす!!
というわけで本題のdeCodaのレビューいってみましょ( ´∀`)b
小節やテンポ、コードをすぐ特定できるのがすごい!
deCodaは曲を読み込んですぐにテンポを割り出して小節管理できるんです。
つまりいきなり小節ごとに飛べるしループもできる!ってことです。※1
これ地味にスゴいことで、StudioOneでもコード解析※2はできるけどテンポを判定したり自動で小節管理はできないですからね。
※1 小節管理やテンポ特定はできるのですが、テンポや拍子が変わる曲ではうまく対応できないようです。(Version 1.01)
※2 StudioOneのコードトラックのこと。MIDIや曲の音声ファイルを読み込んでコードを解析ができる。Professionalのみ。関連記事→【DAW】StudioOne4 Professionalを1年愛用したからレビューしてみる【感想】
ピアノロール表示でメロディー確認できるが…
deCodaを初めて知って、「ピアノロールでメロディーを表示できるって機能?」ってよく分からなくて疑問に思っていました。
メロディーを割り出して表示してくれるのかな?それともパート全部メロディーと割り出してくれるの??って。
で、使ってみたら「あぁ…」って納得しました。後者の全パート割り出しですね。
試しに曲を解析してピアノロール画面にしてみたら墨汁で落書きしてあるんですよね。
そう全パートがメロダインみたいになっています(笑)
自動的にメロディーを判定してMIDIにエクスポートできるのかと思ったらどうやら違うようです。
墨汁を自分でなぞってピアノロールのMIDIにしていく方式らしいです。なるほどわからん(笑)
うーん、これはちょっと実用的ではないですねぇ。
パートが多い曲では何がなんだかって感じです。
一応音量の大きい音は濃く表示されるなどの工夫はありますが、パートが多いとちょっとなに言っているかわからないです。
シンプルな曲では使えるかもですね。
耳コピの支援機能が多彩
deCodaのいいところはこの耳コピ支援機能が豊富なところ。
(元々そういうソフトだし(笑))
音程を保ったままスローテンポに再生したり、移調、ループ再生もできます。
スローテンポ再生では段階でテンポ変化させられるのもミソ!
個人的にはこの機能が一番うれしかったり。
スローしても再生の粗が出にくいのもいいと思います。
移調(トランスポーズ)もできるのはいいです!
カラオケみたいに元の曲基準で上下できるので歌の練習にもいいかもね。
一発で元のキーに戻る機能もナイスだと思います。
あと、ループ再生できるのも地味にいいですね。
もちろん小節ごとに再生もできるので区切りを気にせずにループできます。
これも耳コピでありがたいです。
あ、そうそう。1オクターブ上げのボタンがあるのが気が効いてる!
ベースの耳コピにいいなと思うのです!
フォーカスEQで帯域やパンでの絞り込んで聴ける!
DTMやってるある人なら見たことあるでしょう。
あのすごく興奮するあの分布図。
(ほとばしる語彙力!)
あの図がリアルタイムでチェックできるだけではないんです。その中の選択したエリアの音だけ聞くことができます。
これがフォーカスEQって言うらしいですね。
これ便利なのですが、もうちょっといろいろできるといいな。
選択したエリアのみピアノロールで拾ってくれたり※1、選択エリアを反転してボーカル以外を聴けるといった機能はないのでバージョンアップで実装するといいな~ ※2
※1 この機能できました!選択エリアだけピアノロールに表示してくれます。ベースとキックだけやボーカルだけということも一応できます。これで絞り込みはできますが完全ではなくいろいろと付いてきます(笑)
※2 この機能もできました(;´∀`)フォーカスEQのボタン2度押しでできますよ。なんということだ。。。失礼しました(マニュアル読めよ)
コードの精度は悪くはない
気になるdeCodaのコードの分析精度ですが悪くはないって印象。
逆にいえばバッチリというわけではないです。
ごくたまに メジャーマイナーが外れているときはあったり。
解析できるコードも現状限られていて7th以上は表示できません。
Dimやたぶんaugはできますが。オンコードもできないかな。
これは残念ですね。
解析されたコードを修正できるのですが、その時は7th9thなどに変更できます。
今後に期待!ってところかな?
コード進行が見やすい
曲の選択範囲を広げて縮小するとコード小さくなってが見にくくなると思うじゃないですか。
(スタワンだとワケわからなくなる)
けどdeCodaは違うんですよ。コードが独自に再生に合わせてスクロールしてくれるんです。
これね、非常にいいです。再生に合わせてコード演奏する時に最高ですよ。マジでこれ。
曲の履歴機能が素敵!
deCodaは曲の履歴を残せたりするのですが、これが地味に使える!
以前読み込んだデータは瞬時に呼び出せるんですよ。
これね、楽器練習に最高だと思うんですよ。
今日はなに練習しようかな♪って今までの一覧から選べるんです。
いいね~これ。
その他のレビュー
その他にもこんなことが気になりましたよ。
アンドゥ機能がないのがとても気になる。そうなんです。deCodaは操作を戻せないのです。
そんなに深い操作はないですが、アンドゥはほしいところです。
たぶんアップデードすぐ対応すると思いますが。
あと、プラグインではないのもなんとかならないかなと。
ボカロみたいにARA対応になってDAW中で使えると最高なのですが。
(ワケわかってないけど分かったふりしていています)
使い勝手ですが、基本的にはいいのですが、操作性は改善の余地ありって感じですね。
僕がまだ使いこなせてないっていうのもありますが、DAWの操作と違うところが多いんですよね。
DTMerに使ってほしいのなら、操作をDAWに寄せたほうがいいと思いまっす!
けど、地味にショートカットキーを設定できたりするのでやる気はある気がします(笑)
こんなシーンでdeCodaはいいんじゃないかな?
レビューが一通りできたので、deCodaはこんな時に使うといいのかもというのをまとめてみましたよ。
コード進行の学習で
deDodaを一番使える場面といえば、コード進行の学習でしょう。
曲を読み込むだけでとりあえずコードを解析してくれるので、コード進行の学習にとても便利です。
ちなみに僕はコメダにノートPCを持っていってdeCadaに曲を読み込ませてコード進行をノートに書き写したりしてコード進行の研究をしていますよ。
ただ今の所7th以上を解析できないので、踏み込んだコードの学習はできないのが難点です。
耳コピの仕込みで
僕が個人的におすすめしたい使い方は、耳コピの仕込みで使うというやり方。
耳コピの基本は何回も何回も聴き込むこと。
そこでdeCodaの登場です。
deCodaなら曲を読み込ませれば小節管理できますし、ループもできる。
しかもスロー再生もできるので本格的に耳コピする前に聴き込むといいと思います。
いろいろなスピードで何回も何回も聴き込めば聴こえなかったフレーズが聴こえてくることでしょう。
DAWに入れなくてもdeCodaを使えば手軽に耳コピの仕込みができますよ~
deCodaレビューの最後に
今回deCodaの発売したてでのレビューでした。
だからまだ把握していない機能もあるのかもしれません。
あと今の所Version1.01なのでこれからどうバージョンアップしてくるかが楽しみなところ。
値段的にも持っておいて損はないんじゃないかと思います。
僕的には、定価の値段だったらこれからも絶対買わないと思ったのでイントロプライスで買いましたよっ。
※ここで買いました→daCoda