こんにちは!あんどりゅーです!
少し前にバージョンアップされたOzone 10を入手しました!
いやぁ~気になっていたんですよね~
で、実際使ってみると、バージョン10っていうだけあって、機能も強化、そして結果のサウンドも向上しているなと手応えを感じました。
(さすが10)
今まではOzone 9 ADVANCED を使っていました。
けど、あまり使わなくなってしました。※
その反動もあってか、Ozone 10はいいぞ!ってワクワクしています!
というわけで、いつもどおりレビューしていきましょう!
ちなみに僕のOzone遍歴ですが、8 ADVANCED(以下ADV)で初体験して(O8N2),9ADVそして、今回やっと10ADVを体験しました(女性遍歴みたいねw)
というわけで、少し前の僕みたいに「Ozone 9を使っているけど10が気になっている人」の為にレビューしましょう。
特に細かいことはどうでもいい、音の違いや使いやすさを知りたい!
…という人のためのレビュー記事にしていきたいと思います!
Ozone 9ユーザー必見ですよ(たぶん)
前提条件
まずは僕がどのような音楽を作っていて、どんなふうにOzoneを使っているのかまとめてみましょう。
どんな音楽をやっているかで、評価って分かれると思うのです。
- 打ち込みメイン
- 4つ打ち系ポップスのコピーやオリジナル
- レトロPCゲームミュージックのコピー
- 歪みギターは手弾きメイン
マスターアシスタントはどう変わったのか?
では、Ozoneといえばマスターアシスタントですよね?
というわけで、まずはマスターアシスタントのレビューからいってみましょう!
サウンドはどう変わったのか?編
Ozone 10の評判がいいので、入手してとにかく最初にマスターアシスタントを使ってみました。
僕の中では「Ozoneの評価≒マスターアシスタントの評価」ですから。
で、ざっと使ってみた感想。
Master Assistantの結果が以前よりいい感じで、もっと使ってみたくなりました。
(特にリファレンス通すと)
Ozone 9でのマスターアシスタントは、マキシマイザーで潰し過ぎな残念な結果になりがちでした。
(特にリファレンス通すとwこれがOzone離れに繋がりました)
その点Ozone10は、ほぼいい感じです。
特にローエンド※1と歪みギターの処理が気に入りました。
ローエンドはどうやらImagerのRecover Sides(新機能)がいい仕事をしてくれたみたいです。※2
歪みギターのサウンドもオケと馴染みやすくなりとてもいい感じです。
全体的に聴いていて気持ち良いサウンドになりました😊
マスターアシスタント結果をOzone 9と比較!
それでは、マスターアシスタントの結果をOzone 9と比較してみましょう。
どちらもマスターアシスタントで通しただけのものです。
(ヘッドホン推奨。素材は僕の曲で恐縮です😆)
歌モノ編
まずは歌モノ(CeVIO)です。
Ozone9とほとんど変化はないですが、若干自然な広がりと低域の締りがあると思います。
まぁ、Ozone 10のアシスタントビューではここからさらに踏み込んで調整できるので、この時点では変化は余り感じられないかもですね。
BGM編
今度はBGMで比べてみましょう。
また僕の曲になります(Audio Stockで販売していまーす)
あまり変化しないですが、Ozone 10では、若干広がりと低域のしまりが出てるかな?
…と言ったように、マスターアシスタントを通しただけでは、それほど変化は見られませんでした(笑)
じゃあ、Ozone10にする必要ないじゃん??
(なんて元も子もない事言うんですか(笑))
そんなことはないと思いますよ。
例えばこのコピー曲。
ターゲットでリファレンス(原曲)を読み込ませてトーンマッチで寄せてるのですが、かなり寄せることができてます😊
なので、曲のコピーやリファレンスにしたい曲がある人はぜひOzone 10を使ってみてください。
空気感がかなり寄せられると思いますよ😆
マスターアシスタントの使い勝手編
Ozone 10では、Neutron 4と同様アシスタントビューが採用されました。
視覚的にもわかりやすく一元で設定できます。
何も考えずにマスターアシスタントのボタン押すだけなのがいいですね。
ボタンをポチして結果をアシスタントビューでいじるだけ的な。
あと、Ozone 10では、Imagerも自動で設定してくれるので楽ですよ。
9までは、マスターアシスタントのあとで手動で挿入しなくてはいけませんでした(メンドイけど慣れました)
マスターアシスタント対象外のモジュールでしたから。
アシスタントビューでは、Width Matchの値の増減しかできないけど、モノバンドしか調節できないのかな?
と思ったら、ちゃんとマルチバンドでした。
ミックスでディレィやリバーブがあるとそれを引っ張り上げちゃうので、後で調節はいるみたいです。
少し感じたのは、ディレイがかかっているパートがあると手を加える必要があるかなと。
(ディレイ成分が持ち上がっちゃうので、コンプのリリースなどを調節)
まぁ、そもそもマスターアシスタントって、完璧を提案するわけではなくて先生、下ごしらえしましたよ~って機能なので、これで完成って言う訳にはいかないのですよ少年。
けど、Vintage系※のモジュールはどういうときに使われるのかな?と疑問。
今のところマスターアシスタントでは選択されてないようです。
(以前のように選択肢もない)
判定されたジャンルによるのかな?
※え?SMのコスチューム?それはボンテージ…
え?アシスタントビューの簡単なパラメータしかイジれないの?今までみたいにモジュールごとにイジれないの?
(相変わらずマニアック※ですねぇ(笑))
※え?エニアック?それは世界初の真空管のコンピュータじゃないですかぁ(マニアック)
ソレ、ダイジョブですよ(外国人ガイド風)。Detail Viewボタンで今までの表示になります。
モジュールごとのマニアックな操作もできて、少年のワクワクに応えることもできます(なんぞ?)
これで新しいマスターアシスタントも怖くない!!
Ozone 10のアシスタントビューの画面をざっくり説明しましょう!
これでOzone 10を導入しても、ドギマギしません!!大人の余裕を醸し出せます()
- アシスタントビュー
この画面へのボタン。マスターアシスタントもここからどうぞ。 - ディテールビュー
従来のモジュールごとの画面へはこちらから。 - リラーン
もう一度マスターアシスタントをやり直す時はこちらから。 - ターゲット
音源のジャンルを指定。音の傾向が変わる。+ボタンで既存音源を読み込ませて寄せることもできる。 - EQ(イコライザー)
トーンマッチ(7番)のEQにどれだけ寄せるか。 - スタビライザー
同名のモジュールをどれだけ効かせるか。直接的には「安定器」的な意味。 - トーンマッチ
ぼやけている帯はジャンルの平均的な周波数分布。白い線は音源。この画面で直接はいじれない。 - イメージャー
同名のモジュールをどれだけ効かせるか。広がりの調整。 - インパクト
同名のモジュールをどれだけ効かせるか。トランジェントシェイパー的な機能。 - マキシマイザー
同名のモジュールをどれだけ効かせるか。音圧の調整。
Ozone10新機能、新モジュールでさらに追い込みができる!
お兄さん(お姉さん)!今回のOzone10の新機能めっちゃいいですよ!
というわけでOzone 10の新機能を少しツアーしてみましょう。
新機能を知っておくだけでも作業の選択肢が増えるし追い込みもしやすいです!
細かいことはどうでもいい人でも、頭に入れておくといいですよ~らっしゃい!
※ていうかまだ日本語マニュアルが無いっぽいので、断定的なことが言ないで解説がふわっとしてます(笑)一応調べて書いてますが…
スタビライザー モジュール
こちらは「安定器」的な意味のモジュールです。
選択されているターゲットに向けて動的に均すイメージでしょうか。
マスターアシスタントでは、ダイナミックEQの代わりに使われている気がします。
まぁ、多バンドのダイナミックEQなんでしょうね。
使ってみると均されて聴きやすい音源になりますよ。
さながら広大な農地みたいな感じでしょうか(均されるので…)
インパクト モジュール
これは、マルチバンドのトランジェント・シェイパーじゃないかな?
インパクトっていうくらいだから、インパクトを与えるマスタリングになると思います!(たぶん)
さながら、高層ビル街かな?
イメージャー モジュール
イメージャーモジュールは、わかりやすくイメージャーですね~
このモジュールは9もありましたが、機能が強化されています!
特に新機能のRecover Sides(リカバーサイズ)は注目です!
サイド成分を失わずにステレオ幅を狭めることができます。
(通常は、サイド成分を狭めることが削ってモノラルになる)
要は、サイド成分も生かしたままモノラルになるので奥行きとパワーのあるモノラルにできるのです。
これは一回使ってみてほしいなぁ。
さながら目の前に広がるキレイな夜景のようですね~(乾杯)
マキシマイザー モジュール
マキシマイザーモジュールも以前からありましたが、ソフトクリップという機能が追加されています。
スレッショルドの手前から柔らかにかかり始めるサチュレーターみたいなものかな?
さながらうぇいうぇいな夜の繁華街ですね~
(お気づきだろうか。ツアーということで強引に観光地っぽくしていたことを…。)
Ozone 10 その他の使い勝手は?
負荷は重くなった?
気になるOzone10 ADVANCEDの負荷はどうなのでしょうか?
負荷は9とほとんど変わらない印象です!
…って書こうと思ったら、場合によってはかなり負荷がありますね。
まぁ、マスタリングツールなので仕方ないです。
(マスタリングツールという免罪符)
なんなら2mixに書き出して使えばいいですし。
普段は、マスタリングまで使わないほうがいいかもです(レイテンシーも大きくなりますし)
拡大はフルHDくらいまで
4K DTMerには気になる「どこまで拡大できる問題」ですがOzone 10はどこまで拡大ができるのでしょうか?
(そんな問題あるの?(笑))
Ozone 10では、フルHD程度までみたいですね。
じっくり腰を据えて設定したくても、これでは欲求不満になるかもですね()
iZotopeさんに改良を求めたいところです。
ライセンス・レジストレーションは?
インストールや認証は、iZotope アシスタント(別名わわわ!(ウソ))で一気にできますよ。
他のiZotope製品を持っている人はなんもつまずくことはないでしょう。
ライセンスは、1ユーザーごとのPC台数の制限はないようですよ。
お持ちの複数台PCにインストールして、マスタリング屋さんも夢ではない!
(ツッコミどころが多すぎw)
Ozone10のレビューの〆
というわけで、Ozone 10のレビューがやっと終わりました。
今回も簡単に終わらせようとしたのですが、おすすめポイントが次から次に出てくるので困っちゃいました。
(まいっちんぐですね)
Ozone 10のおすすめ度ですか?
僕の直接のDTM仲間が「Ozone 10のこと気になっているんだ」って言っていたら、「いっちゃいなよ!」勧められるくらいです(笑)
まぁ、Ozone 10は期待を裏切らない強力なマスタリングツールだといいですね(おい)
というわけで、Ozone 10愛用者のレビューでした~\(^o^)/
感想をコメントしていただけるとありがたいです\(^o^)/