こんにちは!あんどりゅーです。
今回は、ワンノブプラグイン「Magic Knob」「Magic Knob Red」のご紹介とレビューといってみましょう。
結論、ただのワンノブエフェクターではないです!
これらは、「Evertone」という国内メーカーのプラグイン。
もともとギター界隈出身の開発陣が開発したプラグインです。
で、どんなプラグインかというと、どちらもダイナミクス系プラグイン。
ざっくりジャンル分けするとこう。
・Magic Knob→エクスパンダー
・Magic Knob RED→コンプレッサー
これ分かる人にはわかるけど、逆の作用をするエフェクターなんですよね。
エクスパンダーは、トランジェントを強化する。コンプレッサーは、トランジェントを圧縮させる。
なので、この2つのプラグインのコンビネーションが役に立つんです。
ワンノブで両方のプラグイン共、50%までとそれ以上は効果が切り替わるという面白い特徴も見逃せません。
50%までは、通常のトランジェントやサスティンのみの効果。それ以上は限界突破で信号全体にかかるようです。

Magic Knobシリーズは、音量やEQでは調整しにくい「音の勢い」や「前後感」をワンノブで調整する使いやすいプラグインです。
最初に触った印象は、思ったより変化は控えめでしたが、音源作成では丁度いいんですよ。
共通の使い方!
お好みのトラックやバスにインサートします。
一番そのトラックの信号の大きそうなところや忙しいところを聴かせます。ただ、バーグラフが出てくるタイプなのでループや通しで聴かせたほうがいいと思います。
短いと数秒ですが、長いと数十秒かかります。楽曲のBPMも解析しているのかな??(違ったらごめんなさい)
サウンドを聴きながら、ノブで調節します。前述の通り50%を境に効果が切り替わるので、それも気にしながら調節してみましょう。
ちなみに50%を境にノブのインジケーターの色が変わります。(後述)
アークライトとその効果
ノブの外側のインジゲーターをアークライトと言うのですが、効果が切り替わると色も変わります。
どうなるかというのをまとめたのが以下の表。
ただの2種類のプラグインではなく、ノブ位置によって実質4種類のキャラクターを使い分けられるのが面白いポイントです。
| ~50%まで | 50%~ | |
| Magic Knob | Blue | Green |
| Magic Knob Red | Red | Orange |
おそらく内部の小数点以下で切り替わっているけど表示は整数だからなのでは?と予想。
共通ボタン
両製品共にUIは共通です。なので共通のボタンの機能を紹介しましょう!


| 機能 | 説明 |
|---|---|
| LOOKAHEAD | 入力信号を先読みして、より滑らかで安定した処理を行う機能。アタックが強い素材や急激な音量変化がある場合に効果的です。 |
| TRANSFORMER | 音にアナログライクな質感や倍音感を加える機能。より存在感や厚みを出したい時に使用します。 |
| LEARN | 再生した音を解析し、素材に合わせてMAGICKNOB / RED内部の処理を最適化する機能。ワンノブ操作の基準になります。 |
| BYPASS | プラグイン処理を一時的に無効化し、処理前後のサウンドを比較する機能です。 |
「Magic Knob」(無印)のざっくり解説&レビュー!
MAGICKNOB は EVERTONE EXPANDERという製品がベースのワンノブプラグインです。
ワンノブですが、ノブの回し加減よって効果が切り変わります。(一度で二度美味しい??)
50%まではトランジェント1にエネルギーを増加、50%を超えるとシグナル全体に力強いエネルギーを増加します。
つまり50%以上で限界突破するイメージかな(笑)
ただ効きとしては、控えめな印象です。やりすぎても破綻しないかなと思いますよ。




「Magic Knob Red」のざっくり解説&レビュー!
一方の MAGICKNOB RED は EVERTONE COMPRESSORという製品がベースのワンノブプラグインです。
こっちは 50%まではトランジェントの“反動部分”のエネルギー、50%を超えるとシグナル全体への強いコンプレッション という説明。ここがかなり面白くて、ただの「弱→強」じゃなく、前半は跳ね返り感、後半は全体の圧縮感 という設計になってるんですよ。
効果は穏やかですが、100%だとコンプがかかりすぎてやりすぎかなってなります。




組み合わせの妙
Magic Knobシリーズの面白いところは、2種類のプラグインでありながら、ノブ位置によって4種類のキャラクターを使い分けられるところ。
Magic Knob
50%以下ではトランジェントへのエネルギー付与
50%以上ではサウンド全体へのエネルギー付与
Magic Knob RED
50%以下ではトランジェント後の反動感
50%以上ではコンプレッションによるまとまり
そのため単純に「Magic Knob → RED」という使い方だけでなく、
・アタックを出してから全体を強化する
・トランジェントを整えてから密度を追加する
・4種類を組み合わせて段階的にサウンドを作る
など、シンプルな見た目以上に幅広い音作りができます。
ワンノブという手軽さながら、内部的には複数のキャラクターを組み合わせるような感覚で使えるところがMagic Knobシリーズの面白いポイントだったりします。
というわけで、このプラグインは、「1つで大きく変える」より「小さな変化を積み重ねる」使い方が向いている印象です。
実際その方がミックスはやりやすいんですよ。
意匠も凝っている!
このプラグインですが、さりげなく意匠というか演出が凝っています。(下の動画)
近未来的なデザインがそそるぜ(笑)
その他レビュー!!!
4Kは?
では、。今度は、4K画面(スケーリング100%)での最拡大はどこまでできるか見てみましょう。
結果は下の画像なのですが…拡大縮小はできないです。
まぁ、ワンノブだからいいのですが、文字が小さめなのでもうちょい拡大できるといいかな?
(特にゲイン周りが…)


負荷は?
気になる負荷も見てみましょう。
負荷は少ないようですよ。
ただ、LOOKAHEADボタンを有効にすると20msレイテンシーが出るので、マスターとかバスくらいにしておきましょう。


ちなみにRyzen 5 5700Gの64GBメモリーPCです。
最後に
MAGICKNOBシリーズのレビュー最後まで読んでいただきありがとうございます!
このプラグインはワンノブですが、LEARNでサウンドを判定するので安心してノブで調節できます。
なんというか、ノブって複合的なパラメータをいじるマクロだと思うのですが、その根拠がしっかりしているって感じです。
効果がおだやかで心配になりますが、一つのプラグインではこれくらいのほうが2ミックスではうまくハマることが多いと思いますよ。
これを分かっているのなら、ミックス初心者さんにもおすすめだと思います。
あと、本文では触れるの忘れてましたが、ギター関連の著名なエンジニアが開発に関わっているので、ひょっとしたらギターサウンドにはさらにいいのかもしれませんね。
では、また♪
- トランジェント:音の立ち上がりの塊。ADSRエンベロープでのADかな。ギターで言うピッキング音など。 ↩︎
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